設計は今世界的に人気のある日本の設計グループSANAA。常設ギャラリーに入ったとたん真っ白い空間が広がりました。
大きな長い箱の両面はアルミで鏡面のようになってました。作品を見るにはちょっと落ち着かない空間です。。。何とな〜く、「仮説展」を観てるようだったのが本音です。
端の方は大きな廊下になっていました。それにそってソファーが置かれてあったんですが、普通このような大きなソファーはメインの作品の前に置いてあって、座ってゆっくりと大作を眺めたいものですが。。。このメタリックな空間は美術館というより「ラボ」って感じがしました。(笑
ガラスの向こうにボタ山が二つ見えます。。。ランスは昔は炭鉱の町として栄えたのですが、60年代に入り石炭の需要は減り1990年には完全に炭坑が閉鎖されていらい、寂れてしまっていたのですが、このルーブル別館が出来てこの近辺の「町おこし」になるよう頑張ってるようです。北の国境とも近いためベルギーやオランダから来る観光客が多いようです。
そしてコレクションの最後のほうに、大好きなコローのイタリアのトスカナ地方を描いた小さな風景画を見つけました。実際に彼が現場でスケッチしたもので、所謂後に続く印象派の画家たちの先駆けになる作品です。
ずっと建築空間に圧倒されていたのですが、最後の方でこの小いさな油彩画に見事に吸い込まれ、しばらくイタリアの日差しに浸っていました。
やはり絵画芸術は凄い。。。
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