2009/12/31

Déjà vu






絶対に三日坊主で終わるだろうと思ってたこのブログ。
なんとか年を超えることができました。
いつまで続けられるのかわかりませんが、来年もよろしくお願いします。
良いお年をお迎えください。


hiro




アマローネのリゾット/ Risotto all'Amarone

先日ジョヴァンナから「お土産に」と手渡された赤ワイン『アマローネ』です。
アマローネはヴェローナのワイン「ヴァルポリッチェラ」の一つです。9月に狩った葡萄を翌年1月一杯まで乾燥させて2月から3月に造られるという変わったワインです。そのため葡萄の糖分が多く凄い濃厚な深い色と味がします。アルコール度も15~16度もあります。僕などグラス一杯でほろ酔いになってしまいます。


2009/12/30

The Sounds of Silence


サンタさんの贈り物です。
サイモン&ガーファンクルのアルバム全集! 
といっても勿論CDですが、プラスチックケースには入っておらず、LP盤をそのまま縮小したものです。日本ではLP盤何枚か持ってたけど、今は何処へいったのかしらない。何とも嬉しいのは『WEDNESDAY MORNING, 3AM』が入っていた。彼らの初アルバムだけど全く売れなくて、彼らはグループを解散し、アート・ガーファンクルは大学にもどり、ポール・サイモンはヨーロッパへ長い旅に出た。このアルバムに『サウンド・オブ・サイレンス』が入っていて最初のレコーディングで、ポールのアコスティック・ギターだけで彼らが歌っている。プロデューサーが後にこれに伴奏をつけてシングル発売し世界的ヒットになった。ポールは彷徨してたイギリスの街で自分の歌が大ヒットしてる事を知ったそうです。今現在では「ヒット曲」はあらゆる手段を投じて「造られてる」のに比べると、呑気でいい時代でした。

2009/12/29

リゾット


先日、ヴェローナでお土産にかった『ポルチーニ茸』を使ってリゾットを作ってみました。なかなか美味しかった。
次はヴェローナの赤ワイン『アマローネ』を使ってあの赤いリゾットに挑戦してみよう。。。

2009/12/26

輝くヴァンセンヌの森


枯れ葉もすっかり落ちて、寂しくなったヴァンセンヌの森を散策。寒くてさすがに人影もまばらでした。


空は曇り気味でしたが、コローの絵のようなグレーの諧調が綺麗でした。

2009/12/25

サンタさんはいつ?


フランスの子供達はサンタクロースからのプレゼントはイヴの夜に貰うのですが、お隣のスイスやドイツの方では25日の朝だそうです。そういえば子供の頃、プレゼントは25日の朝、目が覚めると枕元に置いてあった。。。 

ムフタール街のマルシェで買った『黒いダイヤ』トリュフを生パスタにかけてみました。

ヴェローナのレストランほどではなかったけれど、なかなかいい香りでした!

2009/12/24

White Christmas








寒波は過ぎ去り、パリは残念ながら「ホワイトクリスマス」じゃないけれど、まだまだ寒い日が続きます。
素敵なクリスマスを過ごしてください。





『スイング・ホテル』(Holiday Inn) 1942年 : クルーナー・スタイルの創始者であるビング・クロスビー主演の映画で劇中曲『ホワイトクリスマス』が4500万枚を売り上げる大ヒット。













2009/12/23

ムフタール通り


イタリア・モードから抜けきらず、夕方にムフタール通りのマルシェにあるイタリアの食材屋さんまで買い物してきました。実は僕が利用するメトロ7番線上にあるんでよく行くんです。昔よりはお店の数が少なくなったとはいえ、今ではパリの人気のある観光スポットのひとつです。ただそのためか値段もあがってしまいましたが、やはりこの通りでの買い物は楽しいです。坂の下の方のマルシェは今でも活気がありいい品も揃ってます。

お目当ては生パスタ「タグリィアテル」だったのですが。「ラヴィオリ」があまりにも美味しそうだったので「ほうれん草入り」と「チーズ入り」と「キノコ入り」の三種類を少しずつ買ってしまいました。

そして、向かいの魚屋さんには何種類もの牡蠣やムール貝が美味しそうに。。。

サンタの帽子をかぶった可愛い女の子が一人、威勢のいい兄ちゃんたちに混ざってました。

ホタテ貝が新鮮で美味しそうだったので数個買いました。

そして数件先には、またまた美味しそうなキノコが。。。我慢して通りすぎました。
がっ。その隣の肉屋さんに、「黒トリュフ」が置いてありました! 今年は不作だそうで1キログラムがなんと800〜900ユーロ!
でも先週ヴェローナで食べたトリュフ和えのパスタの味を思い出してしまい、小っさいのを2個買ってしまいました。36ユーロ(4700円)しました。全部使わず残っても冷凍できると言う事だったので思い切って。。。
というわけで、ヴェローナで買った『ジェノヴェーゼ風ペスト』でシンプルに「タグリィアテル」を食べようと思ってたのですが、気がついたら沢山の買い物してしまいました!

ムフタール通りから少し入ったアルバレット通りです。この辺はサン・ジュンヌネヴィエーヴの丘なので、19世紀のオスマン氏の都市計画に入らず、今でも古い街並の面影が残っていて好きな所です。

賑やかなお店やレストランなどは、人通りの多い「ムフタール街」に多くあり、数メートル入ったこの辺は、ひっそりしています。ちょっと映画のセットのようです。

そういえば、このカフェは学生の頃よく行ったなぁ~。
 








2009/12/19

雪のパリ


帰ってきた日のパリはスノードームの中のように一面真っ白でした。寒波が押し寄せてフランスの半分が雪でした。


2009/12/18

ティファニーで昼食を

ヴェローナでは犬達もすごくおしゃれです。カフェでよくこういうシーンに出会います。
そして、赤い靴をはいたワンちゃんには、思わずニッコリ。

2009/12/17

クラテッロとリゾット/ アル・ポンピエリ

何故だかよく解らないけど「スノードーム」を見るといつも幼年時代のある時期を必ず思いだします。福井の田舎、大野にある小さな社宅に住んでいた頃です。居間で皆でご飯を食べてると台所で「ゴトン」って音がして、行ってみると「クリスマス・ケーキ」が置いてありました。ついさっきまでは何もなかったのに???「サンタクロース」の仕業だと教えられ、その時初めてそういう人物がいるんだと知りました。こんなガラスの球が家にその頃あったどうかも確かじゃないけど、いつもこの時の情景を思い出してしまいます。映画『市民ケーン』のオープニングのシーンにこの「スノードーム」のなかに降る雪が出てきます。ストーリは主人公の子供の頃の話が鍵になってるのですが、そのトップシーンでてくるスノードームは印象的でした。この雪が降る短い瞬間に遥か彼方の昔へ連れて行ってくれる不思議なオブジェです。


アランチーニとマルチパン

ヴェローナ三日目、早朝からノンストップで仕事して、お昼を食べれたのは3時半すぎ、お腹ペコペコで街中へ、アレーナ広場にでていたマルシェで『アランチーニ』というシチリア名物をみつけ思わず飛びつきました。チーズなどで味のついたライスにパン粉つけて揚げてある、ライスコロッケです。
2年前にシチリアに3週間程旅した際、毎日のように食べてました。カフェのカウンターの片隅に置いてあって、コンビニでおにぎりや肉まんを買うような感じです。二個食べるともうお腹いっぱいです。

2009/12/14

生ハムとチーズ

午前中の作業がのびて、お昼が遅くなり前々から行って見たかったオステリア『ブジアルド』で軽く食事しました。ワインの生産者が開いてる店でレストランというよりもワイン・バーのような雰囲気でカウンターで一杯飲む人やテーブルで簡単な食事も出来る所です。

2009/12/13

クリスマスのヴェローナ

日ですが仕事で、またヴェローナに来ています。早朝の飛行機だったので、朝は4時に起きて飛行場へ。郊外での仕事を終えて夜に街まで食事に出かけました。街はクリスマスの準備で賑やかでした。

2009/12/10

ことの終わり

昨日久しぶりに演劇を見てきました。
最近忙しすぎて疲れていたけど、ウチのすぐ近くにある小劇場からせっかく招待券をもらったので、行ってきました。あまり期待せずにいったんだけど、なかなか見応えがありました。とにかく役者さんの演技が光っていました。上演された作品は『La fin d'une liaison』(情事の終わり)。演出はアラン・モロ。舞台装飾はフランスのマリオネット(人形)演劇の第一人者で光の魔術師と言われる、ジャンピエール・レスコ。
原作はあの名画中の名画『第三の男』の原作・脚本を書いた英国人作家グレアム・グリーンの小説『The end of the affair』(1951年)。
主役モーリス(小説家)の語りではじまるんですが、彼の愛人であった人妻サラに一方的に関係を絶たれ、その理由を知りたくて探偵を雇ってまでも彼女の謎を探って行くサスペンス風の話です。この小説は何度か映画化されたけど、最近では女優ジュリアン・ムーア主演(邦題『ことの終わり』)による作品がありましたね。この映画をみて僕は彼女のファンになりました、華々しい活躍はないけれど、無冠の大女優と言われるくらいの演技派です。
G・グリーンの小説は『第三の男』でもそうであったように、映画的表現にぴったりのような気がします。映画ではスムーズに使える「回想シーン」も、舞台だと時空間を飛ぶのは中々難しいと思うんですが、ジャンピエール・レスコの光の演出効果で、それが上手く使われていて、とても新鮮でした。
パリには大小たくさんの劇場があります。昔は結構足を運んでいたのですが最近まったくご無沙汰してました。ちょっと引きこもり状態かも。いかんですね~。これを機会にもっと演劇をみなくてはと再認識。。。
(写真は、夕暮れに踊る二人。パンフレットから)
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ジュリアン・ムーア主演の『ことの終わり』がまた見たくなりました。雨の中、レインコートをかざして歩く途中で彼女が誘うキスシーンが素晴らしかった。もう一度みてみたい! DVDを捜してみます。。。(笑)

2009/12/06

聖ニクラウスの日

ご存知でしたか? 
サンタクロースは12月6日にやって来るんです!
僕がフランスに来て最初に足を踏み入れた土地はストラスブールという街で、そこに3年間住みました。フランスの北東にあるアルザス地方の主要都市です。このアルザスと隣のロレーヌ地方ではこの12月6日は『サン・ニコラ』と言われ、キリウト教の聖人ニクラウスを祝う日です。毎年結構大々的な祭り事でした。貧しい人たちや弱き者達をこっそりと助ける人として伝えられていて、『聖ニクラウスの日』を祝う習慣は隣のベルギーやオランダ、そして北欧の国々でも盛んです。子供の守護聖でもあり、この日にサン・ニコラは子供たちにプレゼントを配ります。サン・ニコラはオランダでは「シンタ・クラース」と呼ばれ、アメリカに渡り「サンタクロース」になりました。そして何故かクリスマスの日、12月25日にやって来るようになりました。大雪でトナカイのそりがアメリカまでやってくるのが遅れたのでしょうかね。(笑)
ストラスブールで初めての冬、寒波で凄く雪がふり街は真っ白でした。ブログリー広場に『マルシェ・ド・ノエル』  (クリスマス・マーケット)が建ち並ぶ光景をみて感激したのをおぼえています。その年10月に日本からやってきて、アパート探しや、学校や市役所のいろんな手続きを終えるのに一ヶ月以上かかり、やっと落ち着いたと思った時はもう12月。街中でこのマルシェに出くわしたときは驚きました。それこそおとぎ話の世界にタイムスリップしたようでした。そういえばここで『ヴァン・ショ』という温かい赤ワインを初めて飲んだっけ。あとクリスマスのお菓子『パン・デピス』も美味しかった。はじめて「あぁ、フランスに引っ越して来たんだ」という実感しました。。。
その頃はカメラなどは高級品で持ち合わすわけもなく、「使い捨てカメラ」なども存在しておらず。その雪の中の光り輝くマルシェに感激したのを友人や家族に長々と手紙に綴ったのを憶えてます。
このマルシェは1570年から続いていて『世界で一番古いクリスマス・マーケット』として有名で近年ではヨーロッパ中から沢山の観光客が来ます。ただ「1570年から」というのも、『クリスマス・マーケット』と命名された年で、それまではずっと『サン・ニコラのマルシェ』でした。『聖人信仰』を嫌った教会が名前を変えたわけです。だからそのもっと前からあったようですね。
12月のはじめに早くもクリスマス・マーケットがでるのも、もとをただせば世界で一番古いこのマルシェが『聖ニクラウスの日』を祝うものだったからです。
あ~、なんか久しぶりに(ほんと何十年ぶりに)『マルシェ・ド・ノエル』にいってみたくなりました。。。ストラスブールまで高速道路を飛ばして片道5時間。一泊して帰りはシャンパーニュ地方によってシャンパンの買い付け。なんてのも悪くないかも。。。


『聖ニクラウスと貧しい三人の娘』
ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ作(1425年)
ヴァチカン美術館蔵
(貧困のため売春を強要されている三人の娘がいる家庭に三枚の金貨を投げ込む聖ニクラウス。
三枚目は干してあった靴下の中に投げ込んだ。。。)

2009/12/05

i-Macが。。。


先日お話しした新しいパソコン(MacPro )を使い始めたと思ったら、先週末にこれまで主にして使ってたi-Macが突然壊れてしまいました。。。スタートさせても直ぐに『ビー、ビー』という警戒音がなって画面は真っ白。
何の前ぶれもなく、途端にです。今まで故障する時って、それなりの兆しがあり、大事なファイルはコピーしたりするんですが、今回は本当に急でした。午前中はちゃんと動いてたのに、夕方は全く動かない状態です。幸い重要な仕事を2つ前日に終わらせコピーしたんですが、ひとつ仕事中の大事なファイルがあり、そのコピーがしてあったのは10日前のもで、ちょっとしたパニック状態。友人たちに電話していろいろ相談するも、ハード・ディスクまでアクセスできないのではファイルはコピーが出来ないと。。。(泣)
フォーラムなどで調べてみると、結局マザー・ボードがいかれてしまったのではないかという事で、致命的です。PCのなか一番高いパーツだから、新品を買った方がいいくらい。一年半前に購入したから保証は期限切れ。。。
で、領収書をみると購入時に店員さんに進められて3年間の保証延長の金額を払っていました。 助かった! と思い、早速買ったお店に問い合わせたところ、「機材は完全保証ですが、ファイルの管理は各個人の責任になってます。」と言われ、またガッカリ。。。
仕事も進めなくてはいけないし、早速MacProに必要ソフトをインストールして、10日前のファイルからまたやり直しはじめました。
コンピューター関係の仕事をしてるパリに住む日本人の知人に相談したら、「問題がマザー・ボードならばハード・ディスクは何ともないはずだから物理的に取り外して、読み取れるはず」と言われ、今週は特殊なネジまわしや、取り外したハード・ディスクを別のパソコンにつなげるアダプターなどを買うために専門店を駆け回りました。そして隣にすむ友人の器用な手もかりて、昨日ついに、取り出す事に成功し、無事に全てのファイルを取り出しコピーできました!!! 仕事中のファイルや写真のファイル等、何だかんだで120GBもありました。そしてそのまま、また中に戻しました。後は保証で修理してもらいます。
実は一ヶ月前、ミニサーバーを設定するために、2TBのハード・ディスクを買ったのですが、まだ箱に入ってたままです。せっかく買っても使わないんではまったく意味ないですね。恥ずかしい限りです。
まぁ、あまりパソコン関係は詳しくないんで、ついつい遅れてしまいます。(言い訳)
来週中に絶対にこのミニサーバーをセッティングするよう頑張ります。それまで、仕事したファイルは毎日コピーします。これでも昔はちゃんとしてたんですけどね~。横着してしまいました。反省。。。痛感しました。
作業中に分解されたMacの写真撮るのすっかり忘れてました。液晶パネルも剥がされて結構凄い光景だったんですが、必死だったんで、写真どころじゃなかったのかも。。。

と言う訳で、事後報告でした。

2009/11/29

ドバイ・ショック


水曜日25日のニュースによると、尖塔高824mの世界一高いタワー『ブルジュ・ドバイ』を凌く1400mの『ナキール・タワー』を開発中のドバイ・ワールド社がほぼ破産状態らしい。その負債額は590億ドル(5兆円)になるといわれてます。。。

2009/11/24

Ma plus belle histoire d'amour

バルバラの名曲『私の最も美しい愛の話』です。
彼女が世を去って今日でちょうど12年目です。今日やはりラジオでこの曲がながれてました。
フランスのシャンソンの中で最も美しい曲のひとつです。彼女の透き通った声が素晴らしい。。。
はじめてこの曲を聴いた時、歌ひとつがこんなにも感情を表すものかと感激したのを憶えてます。奇跡と言ってもいいくらいです。


(検索しても歌詞の和訳がみつからないので訳してみました。)

遠い遥か彼方から
昔の恋の幻影が私にちらつく
初めての待ち合わせより、遥か遠く、
最初の恋の苦しみの頃
その頃、私はやっとの15
真っ白な心に、膝っこは傷だらけ
あぁ、なんて私はおませだったんだろう
幼い少女の優しい恋
我を忘れる熱い恋の傷のあと
遠い遥か彼方から思い出す
それ以来「あなたを愛してる」と誰かに言ったけど
私の最も美しい愛の話、それはあなた。

そう確かに私はおバカさんだったわ
沢山の恋のページもめくったし
何も読まなかったり、真っ白、何も書かれてなかったり
そう確かに私はおバカさんだったわ
通りすがりの戦士たち、
出逢ったと思えば、すぐに消えた
でも彼らの顔の向こうには
すでに、それはあなたの面影でした
すでに、それはあなた、そして飾りなき心
私はまた荷造りをし、幻しを追う旅へ
私の最も美しい愛の話、それはあなた。

長い旅路の上で
あなたの処までつながっていた
長い旅路の上で
私の心は熱く時めき
12月の風が
私の首筋を凍らせたわ
12月なんてどうでもいい
それがあなたに逢うためならば

そう長い道だった
でも私は歩きとおしたわ
あなたの辿り着く、この道。
私は偽りの誓いはしない
今夜、そう誓うわ
あなたの前なら、跪いてでも
他にも沢山の人がいたけど
悪しき使徒たちだったわ
真冬に私の首筋に雪が吹き
私は我慢しきれなくなった。
そして怒りは静まったわ
私の最も美しい愛の話、それはあなた。

冬と秋の季節
夜も、昼も、誰もいない
あなたは、約束した場所にはついに来なかったわ
あなたのせいよ、勇気をなくして
突然、怒りが込み上げては
あぁ、あなたが必要だわ
あなたなんか悪魔にでもさらわれたらいい
他の人たちが扉をあけて、私を迎えてくれたわ
幸せな気持ちで、私はあなたから遠く離れいった
そうよ、あなたに忠実じゃなかったわ
それでも、あなたは戻ってきた
私の最も美しい愛の話、それはあなた。

私は涙を流したは
しかし優しい
あぁ、なんて優しい
そのあなたの初めての微笑み
そしてあなたの一粒の涙に
私はいとおしく泣いたの
あなたは憶えてる?

それは9月のある夜だった
あなたはここに来て私を待っていたわ
そう、ここで。憶えてる?
微笑むあなたを見つめて
何も言わずに、あなたを愛して
突然、私わかったのよ
私の旅は終わったの
そして荷物をおろしたわ
あなたは約束の場所に来てた
誰に何と言われても構わない
あなたに言っておきたいの
今夜、あなたに有り難うって
誰に何と言われても構わない
私はあなたにこう言うために来たのよ
私の最も美しい愛の話、それはあなた。
(今急いで時間もかけずに訳したんで、詩的要素や韻もふんでませんが、彼女の詩の内容にはかなり忠実なつもりです。)
オリジナルの詩はこちら。 

2009/11/23

新しいMac。。。

新しいマックがきました! っていうか、友人が最新のMacを購入したんで、彼がそれまで使っていたMacを安く譲り受けました。中古だけど、今使っているi-Macよりずっとパワーはあります。
この超薄型のキーボード、タッチが軽快で気に入ってます。さっそく21インチのAppleのモニターをつけて始動させました。
がっ! その箱を仕舞わずにMacに夢中になっていると。。。
たまが箱を陣取ってしてしまいました。発砲スチロールが暖かくて心地いいんでしょう。そのままお休み。。。
っで、かれこれ三週間以上になるんですが、いつの間にか後ろにやってきて、昼も夜もここで寝るんで、箱を片付けられない状態です。。。
ん〜、ママのお腹の中にいた時を思い出すんだろうか。。。

おかしくて、不思議です。。。

2009/11/21

ペロッケの種



これって何だかわかりますか? 
実はいつかお話した『ペロッケ 』と呼ばれている花の実が完全に乾いて、その背中がパカっと割れた状態です。中に絹のような羽がついた種が綺麗に並んでます。


取り出すとふんわりと浮きます。羽子板付きの羽根のようです。
ほんの数個で、ふわふわで結構なボリュームになります。これが外だと風に乗って遠くまで飛んで行くのでしょうね。







グラスに入れてみました。あふれ出るシャンパンのようです。。。 乾杯!

2009/11/14

So What


パリの北部のヴィレットにある音楽都市ミュージアムで『マイルス・デーヴィス展』 が始まりました。
モダン・ジャズのアルバムの中で最も傑作とされている名盤『カインド・オブ・ブルー』が録音されて50年を記念した展覧会だそうです。オープンの一週間は現代の有名ジャズマンがこのレコードを再現したりするコンサートがあったのですが、切符が手に入らなかった。。。
1950年代後半からマイルス・デーヴィスは、ヨーロッパ中世には確立していた教会旋法(せんぽうmodal)をジャズに取り入れることを試み、このアルバムで『モード・ジャズ(modal jazz)』を完成させるのですが、半世紀たった今聞いてもとても斬新でモダン・ジャズの最高傑作と言われるのが解ります。「モード・ジャズ」はへたすると単調になる危険があるらしいのですが逆に即興演奏の自由が広がります。彼がソロで入ってくる最初のトランペットの音にはいつも鳥肌がたちます! 去年また50周年を記念して限定版が出されたそうです。欲しいけどまだあるだろうか。。。


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それからYoutubeって凄いですね~。こんな映像みつけました。限定版にはDVDがついてるそうだけどこの映像なんだろうか。。。(だったら絶対に欲しい!)『Kind Of Blue』は1959年の3月2日にA面と4月22日にB面と二日間かけてレコーディングしたそうですから、このテレビ出演は4月2日となってるからレコーディング真っ最中の時の録画ですね。レコーディングの演奏と微妙に違うけど、ジョン・コルトレイン(サックス)やウィントン・ケリー(ピアノ)がいて、凄いメンバーが揃ってたんだな〜とあらためて感激。。。





ついでに同じ曲のスタジオでのレコーディング(音質はこちらの方がいいです)
こちらのピアノはビル・エヴァンスです。



2009/11/13

エトルタの海岸


11月11日は第一次世界大戦終戦記念日という事で祭日でした。
日帰りでノルマンディーのエトルタまで行ってきました。朝9時頃パリを出てエトルタの海岸についたのはちょうどお昼。海岸を見下ろせる駐車場に車を止めて階段をおりながら浜辺のほうへ。。。幸いにも素晴らしく天気が良く、モネが描いた断壁が逆光の中に美しく浮かんでいました。

エトルタは砂浜ではなく石っころ海岸なんで、よせた波がひく時にかカラコロと綺麗な音を奏でます。




お昼はクレープ屋さんでそば粉のガレット。アンドウイユという腸詰めソーセージの薄切りとマスタードソース。この店のオリジナルなんだそうで初めて食べたけどなかなかいけてます。


デザートは焼きリンゴとクリームにノルマンディー地方のお酒カルヴァドスでフランベしたクレープ。焼きリンゴが美味しかった。

ふたたび海岸に戻ったら、土地の人たちなんでしょう、家族で釣りを楽しんでました。何が連れるんだろう。。。

階段をのぼり駐車場に戻る頃には空に雲がかかり、景色はグレーの諧調の中に溶け込んでました。かつて印象派の画家たちが、ここに光を追っかけてスケッチに来たのが解るようなきがしました。


帰り道に両脇には夕陽に映えるの牧場があり、牛がのんびり草を食べてました。