雪のパリ

帰ってきた日のパリはスノードームの中のように一面真っ白でした。寒波が押し寄せてフランスの半分が雪でした。

パリは一変して大渋滞です。こういう日は地下鉄にかぎりますが、これまた12月恒例のストライキ。郊外線は二本に一本の運転で、メトロのある線はノロノロ運転とかで、車を利用したひとが多かったみたいです。

シャンゼリゼで途中下車して地上へ上がってみました。雪のシャンゼリゼ通りは久しぶりに見ました。

クリスマスマ＝ケットが綺麗に並び立ってありましたが、内容はいまいちでした、シャンゼリゼを見に来たパ観光客相手のお土産屋って感じで、クリスマスの準備にパリジャンが買い出しにくるって感じじゃなかったです。

そんな中でカナダ産の楓のシロップを売ってる店があり、パリでは珍しかったです。

バス停や街中にある広告塔にはディオールの「オー・ソヴァージュ/EAU SAUVAGE 」のCMポスターがいたるところにあました。

『永遠の男』というキャッチ・フレーズで若き日のアラン・ドロンの美しい写真が使われてました。何故男性用の化粧品を全面に出すのだろうと考えたのですが、これって普段、男性は化粧品を買わないから、クリスマスに女性がプレゼントするためのCMなんでしょう。EAU SAUVAGEをつけると彼がアラン・ドロンに見えて来る。。。

それにしても彼の美貌には『イケメン』とか言う言葉は通用しないですね。この写真を見ると『半神』のように美しかった、ヴィスコンティ監督が一目惚れするのも無理のない話です。