2010/01/30

バナナフィッシュに最適な日

サリンジャーが死んだ。91歳で。
彼は20才頃から短編小説を発表するようになったけど、23才の時に志願して軍隊に入り、その2年後の1944年の『ノルマンディー上陸作戦』での激戦に参加しており、そのあと解放されたナチスのユダヤ人強制収容所に、最初に足を踏み入れた米軍兵士の一人だったそうです。その後彼は、相次いだ激戦や目の当たりに見た「強制収容所」の悲惨さが『トラウマ』となり精神障害におちいり、一時入院する事になり、そして軍隊を去ります。。。
不思議な事に彼が死んだ1月27日は、最大規模だった『アウシュヴィッツ強制収容所』が1945年に解放された『記念日』でした。
僕の頭の中では、は「小説の中に出てくる小説家」のような小説家でした。
何故かというと、その生きざまがちょいと神秘的で。。。

2010/01/29

iPad

ついに『iPad』が顔をだしましたね~。
iPhone3G を買おうかどうか迷ってるうちに、すでに時代は次の世代へ。。。

2010/01/27

ブッフ・ブルギニョン


寒波がまた少しやってきて、パリは昨日今日と結構寒かったです。
ところで、今だウチにロベルト一家が居候してるんですが、日曜日に彼の奥さんヴェロニックがフランスの伝統料理『ブッフ・ブルギニョン』という煮物を作ってくれました。牛肉を半日ブルゴーニュの赤ワインにつけてから煮るんですが、お肉がとても柔らかくて、ホッペが落ちるくらい美味しかったです。そしてその残りを今日のお昼に暖めて食べました。お肉に味がしみこんでいて、ますます美味しくなってました。せっかくだからブルゴーニュの赤も少しだけ飲みながら、この皿ぺろりと頂いてしまいました。こんな寒い日には最高の料理ですね。ただ午後は睡魔との戦いで大変でしたけど。。。(笑)

2010/01/25

映画日和り。。。


その昔、1892年にパリで、エミール・レノーが「テアトル・オプティック」という劇を観客の前で公演しました。彼が発明した「プラキシノスコープ」という幻灯機を使ってのアニメーションのようなスペクタクルに、パリジャンは皆こぞって足を運びました。
実はちょうど今、パリの国立映画美術館シネマテックで「幻灯機、絵で描かれた映画史400年」という展覧会があって観て来ました。そしてこの展覧会の目玉はこの「テアトル・オプティック」の再現です。つまり実際に当時の機械を使って当時の手描きのフィルムをコピーして、そのスペクタクルを118年ぶりに上演したのを見る事ができました。すごく面白かったです。っていうか感激しました。当時パリジャン達はこの手品のような「イリュージョン」に皆魅了されました。勿論、観客はスクリーンの反対側でその投影された動く絵だけを見るわけですが、今現在、興味が惹かれるのは、その裏側の素晴らしい「からくり装置」です。でもこの「光るパントマイム」と呼ばれたレノーの催し物は、数年後にリュミエール兄弟が発明した『シネマトグラフ(映画)』の公演がはじまると同時に一挙に廃れてしまいました。
そしてパリジャンたちは初めて映画のなかで蒸気機満車汽車が観客に向かって飛び出してくる映像をみて大騒ぎをしたそうです。

2010/01/21

3D映画


巷で話題の映画『アバター』を見てみようかと思い立ったのですが、見た人たちは皆『3D』で見ないとダメと口を揃えていうんで、『3D上映』している映画館を捜して行ってみました。でも週末だった事もありすでに長蛇の列。いい場所をとれそうもなかったので諦めました。

2010/01/19

宇宙への旅とPan American

ヨハン・シュトラウスの音楽『美しき青きドナウ』の軽快なワルツともにこのスペースシャトルが出現します。キューブリックの『2001年宇宙の旅』の始まりのシーンですが、このスペースシャトルには『PAN AMERICAN』(パン・アメリカン航空)のロゴマークが書かれてます。この小さい画像ではよく見えませんが、実際大画面で見るとこの文字がくっきりと太陽の光に表れ、映画の中で最初に映る文字だったから凄いインパクトだったのを憶えてます。「宇宙の旅はやはりPANAM(パンナム)が。。。」という錯覚に誰もがおちいりました。

2010/01/18

銀塩写真。。。


たまがウチに来た頃の紙焼き写真が出てきました。左は初めて鏡の前で自分の姿を見た時。たま三ヶ月位の時ですね。これはデジカメではなく銀塩写真で、いつかお話しした「オリンパス・ペン」で撮ったものです。

2010/01/17

ハイチ地震

ニュースによると5日間たった今日の段階でハイチの震災で20万人の死者を数えるそうだ。WHO世界保健機関の推測では50万人になるだろうと言われている。ハイチ共和国自体がまったくのお手上げ状態、外国からの援助に頼るしかありません。
インフラの完全破損のため、送られてくる物資が被害者に届かないのが現状らしい。4日間も何も食べていない人が殆どだそうで、病院には機材や薬品が届かず絶望的だそうです。現地のNGOの医師の話では傷口の悪化からの死をさけるために今週からは切断手術がやむおえないとの事。ポルトープランス空港の管制塔が使えなくなり、急遽米軍が仕切っている中、沢山の医療器具を積んだフランスからのNGOの飛行機が着陸できず、隣国の飛行場に着陸せざるをなかった話がニュースになっていました。フランス政府側としては、最も早く救援対策に国家レベルで反応した米国に敬意を評して現地のオルガニゼーションにクレームはつけないと発表した。やはりこのような緊急事態はトップの人たちの初期の適切な判断が最も重要なのでしょうが、現場では普段でさえ極度に貧しい人民は盗みや暴動を起こしだし警察が発砲したそうだ。4日以上も飲まず食わずでは無理もない話、悲劇の中の悲劇です。

2010/01/16

ボッタルガ BOTTARGA


友人ロベルトがウチでパスタを作ってくれました。
というのは彼が購入した家の改装工事が大幅に遅れてしまい、彼の家族は今我が家に居候中です。ロベルトはシチリア島出身です。この夏帰郷した際に持って帰ったエスパドン(ESPADON)という地中海の魚(メカジキ)の薫製の身をハムのように薄切りにして、彼のお父さんが作ってるオリーブ油に浸したものを、茹でたての「リングイーネ」というスパゲッテイを平にしたようなパスタに混ぜて、ボッタルガ(BOTTARGA)という「ぼら」の乾いた卵を振りかけました。最後にパセリと海苔をパラパラとかけて出来上がり。ディチェコ社の麺は固いセムリナ粉を使用してるので麺に腰があり最高に美味しいです。

2010/01/15

式場の微笑

今読んでる本は『松本清張傑作短編コレクション』です。この夏、パリに戻る前に空港の本屋で見つけた表紙カバーに『宮部みゆき責任編集』と書いてあり、そして彼女の解説が面白かったんで。上中下巻を買いました。

案の定この三巻の中には半分以上は既に読んだ作品だったけれど、初めてのも結構あり改めて彼の精力的だった執筆に感心するばかり。その中で今日読んだ『式場の微笑』という作品がとても面白かった。地下鉄の中で読むのにはこういう短編が僕にはちょうどいいんです。これが長編だと地下鉄ではゆっくり腰を落ち着けられないから読みづらいです。その点短い作品なら2~30分の乗車中に読み終わったりできるから満足感があります。
『式場の微笑』は着物の着付けの資格をとる勉強をしている三十歳前の女性、杉子の観点から語られています。高校と大学時代の友人、祥一郎の結婚式の披露宴に呼ばれて仲良しだった女友達三人組で出席した時の小さな出来事です。若い新婦は初対面であるはずの杉子の顔を見てハッと驚くのですが、実は杉子は彼女に一年半前に会っていました。それも或る所で。。。読み終わったあとニッコリする話で、殺人事件など起きない普通の話だけど、杉子の鋭い観察力の描写や過去へのフラッシュバックなどがとても巧みに語られていて、あっという間に読んでしまいました。でも実は地下鉄の駅をふたつ乗り越しました。(笑)

2010/01/14

チベットの灯


日が暮れるのが何とも早くなりました。
帰り道に5区のサン・ジャック通りにあるチベット料理のレストランの前を通りかかりました。ここってお昼のランチにたまに来てたところですが、そういえばもう半年以上来てません。。。いつも店頭に置いてあるこの蝋の固りを彫刻のようだと感心してたのですが、この蝋燭に火が灯ってるのを初めて見ました。綺麗だ。


2010/01/13

冬物語


エリック・ロメール監督が死んだ。89歳だった。60年代ゴダールやトリュフォーと供に『ヌーヴェル・ヴァーグ』の中心的存在だった。沢山の作品を残してくれた。彼の女性描写は素晴らしい。。。いつも彼の映画が新しく封切りされるのを楽しみにしてました。
まるで日常の世界をそのまま普通に撮ってる感じがする程、彼の書く対話は自然でテンポがあります。 ロメールの映画で自然体で凄くいい演技をした俳優が、別の映画では妙に演技にこだわりがっかりしたことが何度もありました。
「六部作」や「四部作」などで出来ている彼の作品は、何本か数を重ねて観る事で、だんだん監督の描こうとしている事を感じとる事ができます。
最近リバイバルで映画館で観たってこともあるのですが、今すぐ頭に浮かぶのは『冬物語』。1992年の作品です。

2010/01/11

冬の空。。。


寒い~! 週末の気温はずっと零下でした。先日降った雪も凍って歩くとサクサク音がします。空気は乾燥してほっぺが痛いけど、とても気持ちのいい天気でした。こんな日にエッフェル塔やモンマルトルの丘に登ったらパリの街が綺麗に澄んで見えるんですよね。

2010/01/10

みかんの籠。。。


スーパーで買ったミカンの籠が空になった途端に、たまが陣取りました。どうも随分前から狙っていたようです。

そしてそのままぐっすり眠りこんでしまいました。。。

2010/01/09

オランジェリー美術館 /『睡蓮』(その2)

短かったけれど、人が少なかったのでゆっくりと作品を見れたせいか、『睡蓮』を見る僕の目はこれまでとは違った所へ行きました。
それは四角いキャンバスの隅のほうです。画面一杯に厚みのある絵の具で覆われているキャンバスがここでは白くそのままむき出しになっていました。
もう一枚の夕陽が映り込んでいる作品の右下の隅にも下地がそのまま見えてまた。まるでまだ未完成のよう感じです。
印象派以後、若い世代のマチスやマルケの『フォーヴ』そしてピカソ、ブラックたちによる『キュビズム』といった『前衛運動』が盛んになり、またカンディンスキーやモンドリアンは『抽象絵画』の世界を開拓しつつあり、モネは「時代遅れ」あるいは、既に「美術史の中」の画家でした。彼は美術界から遠くはなれ、ノルマンディーのアトリエで孤独な生活を送るのですが、そんな中で彼がこの睡蓮シリーズを描いたのは1920年から他界するまでの1926年まです。所々に見える白いキャンバスには「未完成」というより、僕はここにむしろモネの「深い意図」を感じます。。。

オランジェリー美術館 /『睡蓮』(その1)

先日チュルリーを散策した際に、公園内にあるオランジェリー美術館に入ってみました。のぞいたら、いつものように長蛇の列もなかったので、アポイントを前にして30分程しか時間がなかったけど入りました。昔よく来た美術館でしたが長い間改装工事のため閉鎖されていて、2006年に再びオープンしてからまだ来てませんでした。





2010/01/07

雪化粧。。。


朝起きたら、外は一面真っ白。
クリスマス前にフランスをおそった寒波のように厳しくはなかったけど、結構冷え込んだ一日でした。ロンドン=ブルュッセルをつなぐTGV 『EuroStar』がまたまた海底トンネルのなかで一時停止したそうです。先月のように14時間もの長い間止まったわけではないようですが、それにしてもちょいと冷え込んだだけなのに。最新のテクノロジーを苦心したはずの『ユーロスター』は何ともモロいですね〜。今回のニュースには皆笑ってました。

2010/01/05

黒い手帳

2010年用の手帳を買いに街へ。
実はちょいと奮発してFilofaxのSlimeを買おうかな~って思い、パリ市庁舎の隣にあるデパートBHV(東急ハンズのような所)へいったのですが、クリスマスあとで品数も少なく、気に入ったのがなかったので、左岸のカルチエ・ラタンにある大きな文具屋『ジョゼフ・ジベール』まで青空の下、てくてく歩いて行きました。
でも近頃はiPhone があれば手帳はいらなくなるとの事。しかもパソコンのオルガナイザーやアドレスブックとリンクできる。友達は皆、20年来のMacユーザーである僕がiPhoneを使ってないのを不思議がるのですが、今の携帯まだ十分機能してるし、「じゃあ、iPod touch を」と思いつつも「手帳」にしては結構な値段だし。(笑)
でもiPod持ってないので買ってもいいかな~とも思うのですが。。。

いろいろ悩んだ結果、薄くコンパクトで内ポケットにすんなりと入り、使いやすそうな縦長の手帳『QuoVadis』に落ち着きました。。。
っていうか、これって毎年まったく同じパターンです(爆)
で、お値段は9,80ユーロ♪
(何せFilofaxの10分の1、iPod touch の20分の1です、バッテリーも切れません。)

2010/01/04

サンタ通り


昨日の朝、パン屋に行く途中。。。
その通りのいくつかの家の窓にサンタさんが何人もいました。

2010/01/02

猫はコタツで。。。


お正月はコタツの上にみかんがあって、その横に「猫が丸くなる」ってのが普通ですが、残念ながらコタツがないんでそういう光景はみれないけど。。。


2010/01/01

Bonne année 2010



今年もよろしくお願いします。