2011/02/27

バゲットとごはん


バゲットですが、これってちょいと変わっていて両端が二つに分かれているんです。「カンパイエット・CAMPAILLETTE」という数種類ある商品の中の『サーマンティンヌ』というバゲットですがとても美味しいんです。
フランス語の表現に「Casser la croûte/カッセ・ラ・クルート」というのがあるのですが、カッセは「崩す」でラ・クルートは「焼けたバゲットの皮」のことで、要するに「メシを食う」という意味なんですがいかにもフランスらしいです。近年のBIOブームでトラディッショナルなパンが沢山出てきましたが、一番ポピュラーなバゲットもここ10年位でずいぶんと美味しくなりました。この『サーマンティンヌ』のクルートはほんわりと香ばしいノワゼット(ヘーゼルナッツ)の味がするんです。真っ先にこの端っこをちぎって食べるのが楽しみです。ウチの近所のパン屋さんでは「サーマンティンヌ」は毎日作る数が限定で、遅れて行くと売り切れてることがよくあります。まあ他のカンパイエットでも十分においしいのですが、帰りにこの端っこをちぎりながらの食べ歩きができないのがちょいと残念。。。(笑)

2011/02/24

また旅。。。

昨日は天気がよくポカポカした午後でした。気がついたらリビングの隅っこに見かけない猫がいました。たまのお土産に日本で買ったマタタビの茎で作った輪っかに興味があるみたいです。。。この猫ちゃんまだ一歳に満たないと思うのですが、はじめてのマタタビなのかその場を離れようとせずゴシゴシ顔をこすりつけてました。
次第になんかハイな感じになってきて、仕舞いには恍惚としてました。そういえば「マタタビ」はフランスではおめにかかりませんね〜。たまは近頃はこれで遊ばなくなってしまったんで、もうマタタビの香りがかなくなってしまったのかな〜っと思ってましたが、この様子をみるとそうでもないようです。



2011/02/21

イタリア女性100万人の叫び


先週イタリアで100万人の女性達による大々的デモがありました。まるでアラブ庶民の運動が飛び火したかのようです。その理由はベルルスコーニ首相の自宅で『ブンガブンガ』と称するホームパーティーで売春行為があったとされ、それを最初は弁護側はプライベートに関することだと主張したけれど、関係したモロッコ人女性ルビー(本名カリマ・エル・マフール)が当時17歳の未成年者だったということが発覚し、完全な『違法行為』ということで検察が正式に動きだし、イタリアの女性達が一斉に立ち上がりました。

2011/02/19

アルチュール・ランボーの謎の写真

フランスの詩人アルチュール・ランボーがうつっている写真の数はとても少ないのですが、去年奇跡的に1880年頃のものが一枚見つかり、各メディアで大変な話題になってました。

ランボーは20歳のときに『イリュミナシオン』を書いたあと、突然詩を書くのをに止めてしまいます。。。
その後彼はヨーロッパを転々としてからイエメンの国に辿り着くのですが。これはアデンの街にあるホテルでの写真ですが、右から2番目に座っている人物がランボーだそうです。彼がイエメンに着いた頃でランボーはこの時26歳。詩の世界を去って37歳の若さで死ぬまでの彼の人生は謎に包まれておりこの頃の写真は貴重です。ちなみにこの頃でも『イリュミネーション』や19歳の時に書いた『地獄の季節』もまだ出版されていません。。。
ところが昨日のル・モンド紙の記事によると、去年発見されてからその信憑性に反論する意見もネット上に飛び交っていたのですが、最近横に写っている人物たちのそれぞれの歴史をたどると、この写真は1878年頃のものとの事。だとするとランボーがイエメンに着く2年前になってしうとかで、真偽の議論は振り出しに戻ってしまう事になります。研究者たちはこの写真の複数の登場人物の子孫達の手元にのこっている手紙などの資料にもとづき、彼らがこのアデンの地に滞在した時期を逆算したりして、この写真が撮られた時期を想定する訳ですが何とも大変な作業です。


ここに一応、ランボーの10代の頃の有名な写真3枚を同じ大きさにして並べてみました。眼と耳と鼻と口元の関係を見ると、ビジュアル思考型の僕としては先の写真はかなり信憑性があると思うんですが。。。
これって「FRS」とかいう今はやりの「顔認識システム」にかけれないんでしょうか? そうドラマなんかで「ピピッ」といかいって「マッチングしました!」とかいってるシーンがよくありますが、あれって現実的なんでしょうかね。
そういえば最近パリに少し滞在した日本人の女性が「顔認識機能」のあるカメラを持っていました。聞いた時は単なる遊びの『ガジェット』だと思ったのですがこのシステムをつかえばその謎が解るかも。。。なぁ〜んて、まあその結果がどう転んだとしてもどうって事ない話なんですが、ただその昔、若い頃にランボーの詩に少なからずのめり込んでいた僕としては、ちょっとだけ興味があります。。。(笑)

2011/02/16

中華『Ebis/えびす』へ再び。。。

昨日2月14日、この秋行った中華のレストラン『えびす』に行ってきました。(一応、僕の誕生日のお祝いでした!)

2011/02/12

革命の波。。。

昨夜エジプトのオスニ・ムバラック大統領が退陣し、30年に渡る独裁政治から民衆は解放された。3週間に渡る群衆の街頭抗議デモの結果だ。
ジディブジドで焼身自殺をして死んだ若者モハメッド・ブウアジジの小さな叫びは『チュニジア革命』をよびお越したあと、その波はすぐさま国境を越えてアラブ世界に広まって行きました。photo : weltonline,

2011/02/08

春の兆し

昨日は久々に天気がよかったです。庭先で小さな白い花が咲き始めてました。
仏語では正確な学名は知らないんですが、俗にPerce neige / ペルス・ネージュと言われてます。「雪を突き破る」という意味ですが、春が来そうです。ヘッダーの写真替えなくては。。。

2011/02/07

たまとジェラール・ミュロ

ウトウトしているたまに接近してパチリ!
そしたら上から目線でむっつりした顔で睨まれました。
眠いところ邪魔されて機嫌わるそうでした。。。

2011/02/06

マリア・シュナイダー /『さすらいの二人』

ダヴィッドは記者としての自分の人生に深刻に行き詰まりを感じている。。。
アフリカの小さなホテルでたまたま隣の部屋に泊まったロバートソンと名乗る男は彼に瓜二つだった。。。そして翌日ロバートソンは心臓マヒで死んでしまう。ダヴィッドは互いのパスポートの写真を張りかえ、自分が死んだ事にして、ロバートソンになりすます事を考える。彼になりきるため残された手帳に書いてあるアポイントのために彼はミュンヘンに行くのだが、次第に死んだ本当のロバートソンの仕事は武器の闇取引屋だったことに気がつくのだが、既に彼はやり取りでミスをおかしてしまい、逃亡がはじまる。。。彼は「ダヴィット」を捨てて逃げてみたものの、「ロバートソン」も結局見知らぬ者から追われる立場になってしまう。逃げる彼はバルセロナに辿り着き、そこで「不思議な若い女」に出逢う。。。
彼女は訳も解らないまま彼の逃避行に付き合うことになってしまいます。

白いスポーツカーが並木道の中を走っている。
赤いシーツの後部席に座る彼女。

(彼女) 今、ひとつ質問していい?
(彼)ー いいよ ひとつなら。
(彼女)ー そうたったひとつでいいの
(彼)ー・・・・
(彼女)ー いったい、あなたは何から逃げようとしてるの?
(彼)ー 背を向けて後ろを見てみろよ。






2011/02/03

しあわせの雨傘/Potiche

久しぶりに映画を観てきました。カトリーヌ・ドヌーヴ主演の『しあわせの雨傘』。面白かったです!

毎日ジョギンングや詩などを綴って平凡な主婦の日々を過ごすスザンヌ。彼女の父が創業した「雨傘生産会社」は旦那ロベールが社長だが、労働組合との交渉が行き詰まり、ついに工場はストライキに突入。ストレスが溜まりロベールは心臓発作のため長期入院。代わりにスザンヌが社長として運営することになり彼女の人生が変わります。 職場での女性の地位もまだまだ認められていなかった時代ですが、創業者の娘ということで古い職員は彼女を尊敬していることもあり、彼女は女性ならではの采配でどんどん問題を解決してゆきます。。。

2011/02/01

大雪と水ようかん。

昨夜、日本から着いた友人が僕の故郷福井で大雪で大変な事になっていると教えてくれました。一晩で1メートル降ったそうです。さっそくネットで調べたら。。。凄い事になってますね。今は2メートル以上の積雪量になってるとか。。。


『暖冬異変』とかで雪が少なくなった近年ですが、確かに子供の頃の冬は雪が多かった。よく屋根の雪下ろしをする父の姿を憶えています。喜んでよく二階の窓から外に出たものでした。。。


雪の重さに押しつぶされた家もでてるようです。空き家になっている木造建ての実家が心配です。。。この雪だと何十トンという重さが乗っかってるのと同じです。。。