2011/01/05

トラムとドロンと津軽弁

夜中に雪が降り続けたクリスマスの翌日です。これはストラスブールの『トラム』という路面電車。1994年にはじめてこのA線が開通しました。郊外の停留所にある駐車場に車を入れると一日料金2ユーロ90で市内までの往復切符が貰えます。もし車に5人乗りで駐車場に入ると5人分の往復切符をくれます。それで値段は同じなんです。いわゆる『パークアンドライド』ですね。ストラスブールでは当時は『VAL』と呼ばれる新交通システム(お台場の「ゆりかもめ」のようなもの)が先攻していたんですが、費用がかかる事で市民から反対運動がでていました。1kmあたりの費用で『トラム』の路線が4kmできたそうです。
現在6本ある『トラム』は大成功で、今ではヨーロッパ中の都市から見学にきてるそうです。大聖堂のまわりをはじめ中心街は殆ど歩行者専用になり、排気ガスのない快適な街並が戻ってきました。これは当時「環境問題」を重要視して当選した社会党の女性市長カトリーヌ・トロットマンの政策です。『有言実行』をする彼女のような政治家が沢山いてほしいものですね。


そして停留所の広告塔に、若かりし頃のアラン・ドロンがいました。一年前にも見かけた写真ですが、その時もちょうど雪が降ってパリの街が真っ白の日でした! クリスマスになると彼が現れるみたいですね~。
最近の男性トップモデルより、ずうっとインパクトがあるみたいです。。。

その昔(かな~り昔)、子供の頃にテレビのCMにアラン・ドロンが出ていて、そのCMが『シリーズ』になっていて見るのが楽しみでした。ただ、それが何のコマーシャルだったのかは子供の頃はまったく気にしていませんでした。。。
彼が最後に言う言葉、
D'URBUN, c'est l'élégance de l'homme moderne
(ダーバン、現代を支える男のエレガンス)。
これを、みな真似して囁いてました。思えばフランス語との最初の出会いかも。。。 
ちなみに、子供の僕はこれを
「ダーバン、すずらごんで、すらばんで。。。」
って呟いてました。東北っぽい訛りが入ってました。(笑)

でっ、ある方のブログでこんなCMを見つけました。津軽弁とフランス語、似てますね!


そっか、やっぱりアラン・ドロンは津軽弁だったんだ。。。(笑)

4 件のコメント:

  1. わははは!フランス語との出会いがこんなところに!(笑)

    当時はみんな真似していたっていうのが可笑しいですよね。
    小学生(かどうかは知りませんが^^)男子がアランドロンとは!

    それにしても、オー・ソバーシュのアランドロンは、
    一番美しいときでしたね。ため息が出ます。
    ダーバンのは、太陽にほえろ的だと思いました。(笑)

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  2. うわわわ。写真をみただけで凍えそうな写真です・・・。
    私はチェコでトラム体験しましたが
    全く持って言葉がわからず非常に苦労しながら乗った記憶があり
    もしかしたら無賃乗車た記憶があります・・・
    アランドロンは以前フランスの凱旋門賞を観に行ったときに
    優勝者のお祝に来ていたのをみて感動しました~!!
    若かりし頃・・・本当にかっこいいですね~!
    そろそろフランス語の勉強も再開せねばです・・・
    その前にまず津軽弁をっと・・・。

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  3. >>Joe さんへ。
    そうCMで一番大事なキャッチフレーズがフランス語で
    誰もまともに言えなかったんですよね。
    でもCMは有名で皆知ってる。。。
    だから皆それぞれの『ダーバン、、、、、』があったんです。
    これ1966年の写真だそうで、この香水ができた年だそうです。
    現代の筋肉マンのトップモデルよりもずうっと美しいですよね。

    「太陽にほえろ」。あまり見た記憶はないですが、
    皆かっこよくスーツを決めてましたよね。

    あの頃トレンチコートがかっこいいな〜ってあこがれました。
    結局買った事なかったけど。。。

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  4. >>mamiko さんへ。
    この日はマイナス10度になった日でした!
    ヨーロッパはトラムがまた増えてきましたよね。

    本物のドロンを見たとはスゴイですね!
    この頃の彼はひっぱりだこで、ヴィスコンティやアントニオーニ、
    クレマンやメルヴィルといった巨匠たちの映画に出ていました。
    そう津軽弁を勉強するのが近道かも。。。

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