フランスの詩人アルチュール・ランボーがうつっている写真の数はとても少ないのですが、去年奇跡的に1880年頃のものが一枚見つかり、各メディアで大変な話題になってました。
ランボーは20歳のときに『イリュミナシオン』を書いたあと、突然詩を書くのをに止めてしまいます。。。
その後彼はヨーロッパを転々としてからイエメンの国に辿り着くのですが。これはアデンの街にあるホテルでの写真ですが、右から2番目に座っている人物がランボーだそうです。彼がイエメンに着いた頃でランボーはこの時26歳。詩の世界を去って37歳の若さで死ぬまでの彼の人生は謎に包まれておりこの頃の写真は貴重です。ちなみにこの頃でも『イリュミネーション』や19歳の時に書いた『地獄の季節』もまだ出版されていません。。。
ところが昨日のル・モンド紙の記事によると、去年発見されてからその信憑性に反論する意見もネット上に飛び交っていたのですが、最近横に写っている人物たちのそれぞれの歴史をたどると、この写真は1878年頃のものとの事。だとするとランボーがイエメンに着く2年前になってしうとかで、真偽の議論は振り出しに戻ってしまう事になります。研究者たちはこの写真の複数の登場人物の子孫達の手元にのこっている手紙などの資料にもとづき、彼らがこのアデンの地に滞在した時期を逆算したりして、この写真が撮られた時期を想定する訳ですが何とも大変な作業です。
ここに一応、ランボーの10代の頃の有名な写真3枚を同じ大きさにして並べてみました。眼と耳と鼻と口元の関係を見ると、ビジュアル思考型の僕としては先の写真はかなり信憑性があると思うんですが。。。
これって「FRS」とかいう今はやりの「顔認識システム」にかけれないんでしょうか? そうドラマなんかで「ピピッ」といかいって「マッチングしました!」とかいってるシーンがよくありますが、あれって現実的なんでしょうかね。
そういえば最近パリに少し滞在した日本人の女性が「顔認識機能」のあるカメラを持っていました。聞いた時は単なる遊びの『ガジェット』だと思ったのですがこのシステムをつかえばその謎が解るかも。。。なぁ〜んて、まあその結果がどう転んだとしてもどうって事ない話なんですが、ただその昔、若い頃にランボーの詩に少なからずのめり込んでいた僕としては、ちょっとだけ興味があります。。。(笑)