福井から「越前九頭竜線」に乗って九頭竜川(くずりゅうがわ)を上りました。途中電車から見える一面の田んぼの緑は黄色みを帯びてきました。そろそろ収穫の時期ですね。
九頭竜川はアユ釣りで有名。釣りの愛好家がいつも沢山います。ゴトンゴトン揺れること小1時間、大野(おおの)に着きます。
街の中心にあたる「七間通り」ではいまでも毎日『朝市』があるんですが、『市』といっても近くの農家の人たちが道路脇に座りこんで採れたての野菜を広げてるだけで、市場のように山のように野菜が積まれてるのではなく、おばちゃんたちが、今もぎ取ってきたきゅうりが3本、なすび5個と並んでいて、なんとものどかな光景です。
土日は沢山の人で賑わうそうです。昔、母に連れられて買い物に来てたのを憶えてます。ちょっとした僕の「原風景」です。。。
中心街から離れたところにある小高い山の上に、大野亀山城があります。天気もよく風もあったので登ってみました。歩いて15分位でしたが快適な散歩みちでした。最後に登ったのは幼稚園の頃だったんですが、その上り道が長くて辛かったのを今でもはっきり憶えてます。。。
そう、この道で「もう歩くのイヤだ」と駄々をこねた記憶が急に甦ってきました。。。
などと感慨にふけるながら美しい山に囲まれた大野平野を見渡していると、急に頭の上で正午を告げるサイレンが鳴りだし、あわてて両耳を押さえながら降りはじめました。そして降り口から5分位歩いたところに「御清水(おしょうず)」という湧き水のある処へ。
子供たちが水を飲みにきてました。ペットボトル残っていたお茶を飲み干して、かわりに冷たい水をつめこみました。大野は水が綺麗な処で有名です。
湧き水の横はその昔、洗濯場になってました。ここで皆洗い物をしいたんですが、これってフランスの小さな村のなどでもよく見る風景です。広場には湧き水があり、皆そこに水を汲みにきて、また川がある村は、よく洗濯場があったりして昔を偲ばせられます。
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