2009/05/03

モネの家


先週、日本の友人二人と一緒に、ジベルニーにあるモネの家にいってきました。パリから一時間半位のところにある村ですが、車中いろんなおしゃべりに花を咲かせながらのドライブだったのであっという間につきました。目的地に着いたら、やはり思った通り沢山の人で入り口には行列が。。。 とりあえず前の駐車場の片隅のベンチでピクニック。


晩年のモネはパリから離れ、世を去る1926年までここで制作に専念するのですが、200点にもなる『睡蓮』のシリーズもここで描かれました。
この日はすごく天気がよく、庭にはきれいな花が沢山。一時はこの庭、荒れすさんでいたのですが、残ってる当時の写真などをもとに、庭師が時間をかけて再現してきたそうです。
住居だった家の中には、沢山の日本の浮世絵版画がモネ自身が当時掛けたとおりに飾られており、しかも広重、北斎、歌麿など質の高いものばかりで、モネがいかに親日家であったのかがよくわかります。そして一番の見所は庭の一番奥にあるモネが呼ぶ「水の庭」。彼なりに想像した日本の庭を造るために、わざわざセーヌの支流から庭に水を引いたそうです。彼の絵に何度も描かれた「日本の橋」もあり、藤の花が絡まりながら綺麗に咲いていました。
アトリエは大きく、天窓から光があふれるように入り込み素晴らしい空間なのですが、残念ながら、お土産品がびっしりと置かれていて、ちょっと興醒めしました。画家の最も「神聖な場」であるはずなのに。。。
確かに庭の手入れなどお金がかかるんだろうけど、ここまでしてもいいのかなぁ~、と思いながら駐車場へ。。。

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