漆塗りの屏風。アイルランド出身のデザイナー、アイリーン・グレイの1922年頃の作品
ポンピドー・センターで開催されてる、彼女の展覧会をMさんと見ました。彼女はシャルロット・ペリアンと並んで、最もクリエーティブなデザイナーでした。ル・コルビジェとも仕事をしています。
最も有名な作品の一つ『ビバンダム』。1925年の作品ですが彼女がいかに斬新的だったかが伺えます。『ビバンダム』はミシュラン・タイヤのマスコット。世界最初のロゴマークだとも言われる程当時は有名なキャラクター。アイリーン・グレイの『ユーモア』を感じるソファーですね
何気ないテーブルだけど、クロームの足にも彼女のユーモアを感じます。
電球のソケットをデザインしたもの。1927年の作品。
同じ時期に作られたサイドテーブル。彼女の最も有名な作品ですよね。一般に出回ってるのはクローム仕上げだけど、このブラックバージョンは初めてみました。
彼女の設計したヴィラ「E-1027」のためにデザインされた家具です。
その「E-1027」の当時のインテリア写真。この展覧会では、殆ど見る事の出来ない彼女のこの建築の模型やビデオが見れました。
戦後、彼女の仕事は長い間忘れ去られていて、晩年の1973年に回顧展があちことで開かれるようになるのですが、その時彼女は93歳でした。そして3年後1976年10月30日に98歳で他界しました。
我々の知る彼女の有名な家具の殆どは、このヴィラ「E-1027」のために作られたプロトタイプだったそうです。
フランスに住み生涯この地で仕事をしたグレイでしたが、フランスが彼女の回顧展をするのは初めてのこと。。。
そう言えばシャルロット・ペリアンのポンピドー・センターでの回顧展も彼女の死後5、6年以上経ってからだったと記憶してます。。。保守的なフランスの美術界では、女性アーチストの市民権はまだまだ難しいってとこでしょうか。。。
電球のソケットをデザインしたもの。1927年の作品。
同じ時期に作られたサイドテーブル。彼女の最も有名な作品ですよね。一般に出回ってるのはクローム仕上げだけど、このブラックバージョンは初めてみました。
彼女の設計したヴィラ「E-1027」のためにデザインされた家具です。
その「E-1027」の当時のインテリア写真。この展覧会では、殆ど見る事の出来ない彼女のこの建築の模型やビデオが見れました。
戦後、彼女の仕事は長い間忘れ去られていて、晩年の1973年に回顧展があちことで開かれるようになるのですが、その時彼女は93歳でした。そして3年後1976年10月30日に98歳で他界しました。
我々の知る彼女の有名な家具の殆どは、このヴィラ「E-1027」のために作られたプロトタイプだったそうです。
フランスに住み生涯この地で仕事をしたグレイでしたが、フランスが彼女の回顧展をするのは初めてのこと。。。
そう言えばシャルロット・ペリアンのポンピドー・センターでの回顧展も彼女の死後5、6年以上経ってからだったと記憶してます。。。保守的なフランスの美術界では、女性アーチストの市民権はまだまだ難しいってとこでしょうか。。。
0 件のコメント:
コメントを投稿