2013/05/09

ルーブル美術館のうさぎ。。。


「ウサギだっ」と思って近寄ると。。。「んっ、ブタ???」
10世紀から12世紀にかけて、エジプトを中心に北アフリカを支配したイスラム王朝の「ファーティマ朝」時代の彫刻です。これはOrycteropus『ツチブタ』だそうです。『青いカバ』と同じくルーブル美術館に沢山いる動物のなかでも、お気に入りのものです。

青い目の不思議な鳥。。。
後ずさりする獅子。。。 これらは香を炊く置物だそうで。。。
ルーブル美術館に2003年に新しく『イスラム部門』が出来たのですが、2008年からの工事が終わり、ようやくその展示スペースが完成しました。
地下から上がってこの空間にでると、アッと驚きます。
メッシュ・メタルの天井のカーブが綺麗で、繊細なガラスケースの直線との対比が面白いです。
銀色のメッシュが黄金色に染まるところがあり不思議な光りです。。。
設計デザインはイタリアの建築家マリオ・ベリーニとマルセーユの建築家ルディ・リィチョッティの二人。
壁のない空間でこれまでのルーブルの美術館とは正反対で、最初はちょっと戸惑いますが。。。
四方からの自然光が綺麗に回り込み、ガラスのオブジェなどすごく綺麗に映えます。
スペースを出て二階にのぼると、見事な金色の屋根がみえます!下からみえる不思議な光りはこれでした。
メッシュの屋根、メンテナンスがさぞかし大変だろうなぁ。。。なんて余計な事考えてしまいました。(笑
保守的だったルーブル美術館も『ガラスのピラミッド』以来、どんどんと新しい挑戦をしてるみたいですね。


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