2013/05/03

クェリーニ・スタンパリア再訪


オリヴェッティのショールームを出て、クェリーニ・スタンパリア財団の美術館にきました。



ヴェニスに来たら必ず来る場所ですが、訪れる観光客の数は他の有名な所程多く無く、とても落ち着く場所です。そしてここではビエンナーレの時期に合わせて、いい企画展がよく開催されています。先回来た時はベイルート生まれの女性アーチスト『モナ・ハトゥン』の展覧会でした。


18世紀のヴェニスの画家ロンギの作品が沢山あります。彼の絵からは、当時のヴェニスの日常生活の風景が解ります。
18世紀の地球儀がありました。『ジャポン』を探してみると。。。
ありました。フランス人天文学者G・R・ヴォゴンディに1754年に作られたものですが、この頃は北海道(蝦夷/Jedso)がユーラシア大陸にくっついてました。。。
その隣には天空儀もありました。
そしてメインは、やはりこのベリーニの絵です!『キリストの神殿奉献』。額縁もなくイーゼルにポツンと置かれていて、その光景は、あたかもベリーニが今しがたこの絵を描き終えたような印象を受けます。。。
1460年の作品で、彼の義兄でもあるマンテーニャがその数年前に描いた同名の作品にインスピレーションを受けたものだそうです。
ヴェニス18世紀の銀箔の剥げた古い鏡。。。そういえばこの前来た時もここでシャッター押しました。(笑
一階のゴンドラの乗り付け場にはスカルパが設計した階段がありました。。。
この前来た時は撮影禁止で、ここでしかられたけれど、今では1ユーロ払えば許可がでるようになりました。
芝生に埋められたユニークな飛び石。
『ブリオン家の墓』でも感動しましたが、彼が作る水の空間はとても斬新です。
藻が浮かび、深い水には金色のモザイクが「キラリ」と映り込んでいました。。。
打ちっぱなしのコンクリートの粗い表面とガラス版のモザイクの一直線の対比がニクイです。。。
居心地がいいんで、ブテッイックやカフェでぶらぶらしながら閉館間際までいました。これは先のスカルパの階段を外から見た所です。




2 件のコメント:

  1. うわ、モザイクがモダンで素敵ですね。
    ここ、行ってみたいです。

    返信削除
    返信
    1. そう、スカルパ独特の『モダン』ですね。。。
      是非行ってみてください。
      オステリア『アル・マスカロン』もすぐそばです!

      削除