飛行機の時間前に、一時間足らずの駆け足訪問でしたが朝一番でクェリーニ・スタンパリア美術館に行きました。ここの所蔵コレクションの一番の目玉はベリーニの大作で、最上階のギャラリーでは現代作家モナ・ハトゥン展が開催されてました。
この18世紀の建物はカルロ・スカルパの設計で1960年代に改装され、彼の繊細なディティールが所々にあり、特に中庭の水を駆使したデザインがしゃれていて、思わず写真に撮ったら、監視の人がドタドタ走ってきて、企画展以外は「撮影禁止」だと言われ、スミマセン。18世紀の豪華な空間に沢山あった大きな鏡はみな、古びて裏の銀箔 が剥げていて、この頃はもう栄光のヴェニスは退廃の時期でしたが、カサノヴァのように豪華を貫こうとするヴェニスの虚しい最後を感じさせられますね〜。
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