2009/06/08

Viva Italia !!!



ヴェニスに潜水艦出没? 
これはロシアのアーチスト、ポノマレフの作品。街はビエンナーレで盛り上がってます。会場はそこらじゅう沢山の人で大賑わい。
素晴らしいシュールレマリズム作家を展示するグッゲンハイム・コレクションには人気現代作家であるベルギーの彫刻家ウィム・デルヴォイの黒い『鉄の塔』が水際に設置されてました。
グラン・カナル(大運河)の先端に、長い間廃墟になっていた昔の『塩の税関』の建物が改装され、新しくオープンしたのはフランソワ・ピノー財団で彼の現代美術のコレクションが展示されてます。設計は安藤忠雄氏ですが、古い歴史ある建物の中に新しいデザインをとりいれるというのは至難の技。そういう事には、ヴェニスの建築家スカルパに代表されるように、イタリアでは昔から伝統的に優れてますね。果たして安藤氏の仕事はどう評価されるでしょうか。。。
そういえば、82年に初めてヴェニスに来た時に、恒例の7月の第三土曜日のヴェニスの水上花火をこの先端で見ました。沢山の人がいたけれど、皆が親切にジャポネを前に通してくれ、最高の場所でみれました。それまでは『花火は日本』と高をくくってましたが、とんでもない大間違いで、今迄に見た中で一番美しい花火でした。そういえば、その数日前にワールド・カップでイタリアが優勝した時で、『VIVA ITALIA !!!』(イタリア万歳)というと皆喜んで、前に通してくれたっけ。。。この建物の前を通るといつもその時の事を思い出しニヤリとします。

0 件のコメント:

コメントを投稿