2013/04/28

Olivetti / オリヴェッティ


オリヴェッティの美しいタイプライター『Lettra 22』。赤いボタンが何ともカッコイ〜。 
前日ショーウィンドーに見た時は60年代だとか思いましたが、調べてみるとマルチェロ・ニッツォーリが何と1949年にデザインしたものでした! 今思うと凄く斬新的ですね〜。


オリヴェッテイ計算機『22-R』。これもニッツォーリのデザインです。
サンマルコ広場に面する『オリヴェッテイ』のブティック。昔からヴェニスに来る度入ってみたかったのですが、ずうっと修復中だとかでだめだったんですが、この日は特別に一般公開される日とかで、何ともラッキーでした!
しかもこの公開にあたり、当時展示されたオリヴェッテイの機材を再び出してきて、オープニング当時のディスプレー空間を再現したそうです。
見事な階段がブティックの中央にあります。カルロ・スカルパが1957年に設計した空間です。
ウィンドーの棚もなかなかユニーク。。。
天井から出ている軸にフィックスされた木のプレートは浮いてるような意匠が面白い。。。
床もガラス「モザイク」というのか「テラッゾ」というのか。。。こういう使い方初めてみました。
入り口の床は赤の基調で。。。ガラスが正方形じゃなく不揃いなのがニクイですね。
白いモザイクがブルーにつながり、奥へすすむと
黄色のまばらモザイクになり、黄金色の光りを反射します。
何となく『和』の雰囲気。。。
サンマルコ広場を見下ろす二階の窓も和風な感じがします。
この窓を背にして中を見る。
石とスタッコがピッタリあってます。
柱を囲む石板の驚異なるディテール。。。正確な隙間が描かれた一本の線に見え、四角い穴は貼られたモチーフのようです。
屈み込んでプレートの下を覗くと、金具のディテールが輝いてました。
出口の石の扉のレールのディテール
重い扉が閉まると外壁に同化します。
テクニカル・ボードのカバーなんでしょうか、金色の取っ手がシャレてます。
ぐるりと廻ってまた入り口へ、これって当時のオリヴェッテイのロゴマークなんでしょうね。。。
カラーバージョンで。。。






2 件のコメント:

  1. コメント連投すみません!
    タイプライター懐かしいです。
    このタイプライターというわけじゃなくて、
    昔父がうちで使っていたのを思い出しました。
    こんなかっこいいやつじゃなかったと思うけど(笑)

    こちらは色違いどちらも赤いボタンが利いていていいですね。
    そしてショールームもすごい!
    まさに観せるための場所ですねえ。

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    1. 連投ありがとうございます!
      オリヴェッテイのタイプライターと言えば
      エットレ・ソットサスのデザインが有名ですが。
      このニッツォーリのものはその20年も前のデザイン。
      まったく見劣りしません。むしろこちらのほうが新しく感じます。。。
      このショールームは凄いです。初めて見れて嬉しかったです。
      スカルパも凄いですが、当時のオリヴェッティの社長のこだわりも伝わってきます。
      この頃のほうが、『モノつくり』にはいい時代だったのかな〜。

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