雨の中コルドーを出て夕方にヴィルフランシュ=ド=ルエルグという街に着きました。店はもう皆閉まっててひっそりしてました。コルドは殆ど観光のための街って感じでしたが、ここヴィルフランシュの街には普通の生活感があります。
あるショーウィンドーが目について近寄ってみるとペインティングされたテーブルの上には木のキューブと鳥の彫刻がいくつかありました。
こちらは不思議な四つ足動物が三匹。。。でここがメガネ屋さんのウィンドーだと気づいたのはしばらくたってからでした。メガネをあんまり売る気がないって感じです。(笑)
街の中心にあたる広場は四方が古いアーケードに囲まれています。老夫婦が並んで歩いてました。遠い昔に吸い込まれるタイムトンネルのようです。
実はこの街は僕がフランスに来て最初の夏休みにヴァカンスに着たところです。親しくなった友人たちと一緒にここのキャンプ場に二週間ほど滞在しました。思えばもう30年以上も前の事です。。。
夜はホテルで勧められたレストランで、この地方の料理であるアリゴ(Aligot)を注文しました。これはポテトのピューレにクリームとトム・チーズを混ぜたものですが、熱いうちはやわらかーいお餅のように糸をひきます。そしてチーズフォンデュのようにアルコールは入ってないためか、見た目よりはずうっと軽いです。僧侶たちがサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼者たちに配ったのがはじまりだそうです。
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パリでは美味しいアリゴを食べれるビストロはごく僅かです。サン・ミッシェルにこの地方の郷土料理をだす店 Maison de la Lozère があって、ここでは昔から毎週木曜日の夜が『アリゴ・メニュー』を出してくれます。20年程前アリゴにはまって、よく食べにいきました。
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