実は先月の復活祭の休暇中に、車を飛ばしてスイスにある国境の街バーゼルまで行きました。お昼過ぎにパリを出て高速で6時間半程かかりました。正確にはすぐ隣りにあるワイル・アム・ラインという街にあるヴィトラ・デザイン・ミュージアムに行ってきました。でもこの街はスイスではなく実はドイツなんです。
ヴィトラに来るのは10年振りでした。ヴィトラ・ハウス。設計はヘルツォーグ&ド・ムロン。ヴィトラのショールームとして2年前に建てられたもので僕は雑誌などでは見てたのですが、実物は今回初めてみました。着いた時はもう閉まってましたが、夕陽が綺麗でしばらく敷地内をブラブラしました。
家屋が積み木のように重なっている大胆なデザインにびっくり。そして一番下は重さで歪んでる。。。(爆)
ハウスの前の芝には子象たちが何頭もいます。。。イームスのデザインです。
柵があって「エサをやらないで下さい」と書かれてあるパネルに爆笑!
美術館(フランク・ゲーリー設計)ではスイスの思想家で教育者でもあるルドルフ・シュタイナーに関する展覧会が開催されてました。
オルデンバーグの巨大なペンチと金槌。その向こうには安藤忠雄氏設計によるセミナーハウス。
翌日の午前中に見に来たんですが,ヴィトラ・ハウスの中です。
リビングルーム。ディスプレーされた家具がうまく調和しています。
イサム・ノグチの照明器具コーナー。
二人の子供がチェスをしてました!
新しく再出版されたジャン・プルーヴェのテーブルと椅子ですが、シンプルで且つ何処か懐かしさがあるカタチです。というのもこの椅子は学校の教室のためのもので、幅のある後ろ足が特徴ですが彼のトレードマークにもなってます。でもこれは意匠的などものではなく、教室の椅子が壊れる箇所の9割がこの後ろ足だという情報のもとに、彼はそれを補足するために太く丈夫にしたそうです。
近年再び注目をあびている彼のオリジナルの家具は「ヴィンテージ」となり大変な値段になってます。でもプルーヴェ自身はインダストリアルな方法で安くていい家具を造ろうとしていたのですから、本末転倒ですよね。
これはアレキサンダー・ジラールのデザインの木の人形。帰ってから一個ぐらい買っておけばよかったなぁと後悔。
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