ヴェルサイユ宮殿

パリに10回以上来ている友人がまた来仏しました。彼は未だ「ヴェルサイユ宮殿」を見た事がないということで、車をとばして行ってきました。

確かに彼はいつも仕事で来て、直ぐに帰ってしまうので、ゆっくり観光する暇もないとの事。

宮殿の庭に面した大きなギャラリーは『鏡の間』。数年かけて綺麗に修復されたばかりです。

フランスで最も長く君臨（54年間）したルイ14世の寝室がそのまま展示されています。

王妃の寝室。これは18世紀のものマリーアントワネットが寝ていたベッドです。

見事に修復された天井画です。宮廷画家ルブランによるものです。

ダヴィッドの大作『ナポレオンの戴冠式』。

窓から見えるル・ノートル設計の庭はフランス庭園の最高傑作。

33°Cという真夏に近い暑さの中、庭を散策しました。

宮殿の中では各部屋で並ぶ程人が多かったのですが、この広い庭園では人の数それほど感じませんでした。でも年間700万人を超すそうです。平均すると一日2万人。今日のような天気のいい日曜日は軽く3万人は超すでしょうね。奥の階段に沢山の人が集まってきて何故だろうと思っていたら。

急にバロック時代の宮廷音楽とともに噴水から水が一斉に飛び出してきました。

この宮殿には何度も来ましたが、噴水を見たのは初めてです。

17世紀、電動ポンプがない時代にこのように水力をつけるって、よくよく考えるとすごいですね。