マントヴァの街の南はずれにある宮殿。ラファエロの弟子であるジュリオ・ロマーノによる設計で施工は1525年。
テ宮殿 (Plazzo Te) はフランチェスコ2世とイザベラ・デステの嫡男フェデリコ2世により建てられました。テジェト(Tejeto)という、湿地に囲まれた小さな島の上に建てられ、テジェトの宮殿が略され『テ宮殿』と呼ばれるようになったそうです。フェデリコは完成後に彼の愛人イザベラ・ボスケッティを住まわせたそうです。
入った瞬間に異様な雰囲気につつまれる『馬の間』
王候の愛馬たちがトロンプロイユで見事に描かれてます。
(写真/サイトCentro Guide Mantova)
そしてロマーノの壁画が続く『プシュケーの間』と『巨人の間』へと。。。
(写真/サイトBACHELET Ferraraより)
ゼウスの怒りに恐れおびえる巨人たち。荒々しいタッチで描かれ迫力に満ちていて、一気に描かれた感がありますね。
石柱が壊れ崩れ落ちる音が響いて聞こえてくるようです。。。
ジュリオ・ロマーノの壁画は彼の師匠ラファエロのルネッサンスからバロックに移るマニエリズム時代の大作として語らずにはいれないものです。。。
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