2010/05/01

ヴァレンジュヴィル

デイエップから海沿いに10分程南へいったところにヴァレンジュヴィルという村があります。けっこう高級住宅が並んでいところでした。ここにジャルダン・デ・ムティエというプライベートな庭園が公開されています。
19世紀末にギヨーム・マレ氏が創りました。建築家は当時若干27歳だったイギリス人のエドウィン・ラッチェンスです。
イギリスの重要な芸術運動で後に多大な影響を世界ににこした『アーツ・アンド・クラフト』の精神を受け継いだ建物でフランスでは唯一とされてます。
沢山の種類の植物の中にアヒルの形に刈られた木があり、思わずにっこり。
大きなイギリス様式の庭には珍しい草木が沢山植えてあって歩いて一時間半ぐらいかかります。ちょっと時期が早かったけれど、既に緑がいっぱいでした。マニョリア(マグノリア)の庭はすでに満開で素晴らしかったです。モクレンといえばピンクやモーヴの色を思い浮かべますがここには白いのが沢山ありました。
ハクモクレンは初めて見たような気がします。
だいぶ散りかけていますが見事な枝振りです。
ここは『RHODODENDORON/ロドダンドロン』という舌を噛みそうな名前の花が有名で皆が見にくるんだよと、ローラン達が教えてくれました。『ロドダンドロンの庭』についたら時期が少し早いみたいであまり咲いていなかったのですが、陽当りのいい場所には満開してるものもありました。
   でよく見たら「ツツジ」でした! これはチベットから来たものらしいいです。「シャクナゲ」かな?
ヨーロッパではアジアの花として貴重がられているそうです。ここには13メートル以上になる木も何本かあるそうです。
そして一番奥の方に絵を描いてる人がいました。
丸いキャンバスを携帯式のイーゼルに掛けて、これまた印象派時代にタイムスリップしたような感じになります。近づいてみるとなかなか素晴らしい絵でした。ほんとこういう所で絵を描くなんて気持ちいいでしょうね。。。
ムチエ庭園をでて、海岸のほうへ歩いて5分程歩いたところに、海が見える教会があります。
お墓も綺麗に整備されていていました。ここには20世紀の大画家ブラックのお墓があります。
墓石には彼のモザイ画が飾られていました。この教会は小さいけれどブラックがステンドグラスを描いた事で有名です。
自分が描いたステンドグラスがある海の見える教会に、お墓があるなんてちょいと感動的です。

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