2011/10/06

限られた時間。。。

夜中に日本のニュースサイトでスティーヴ・ジョブス氏の訃報を知った。この夏に彼は治療に専念するために第一線を退いた矢先の事。驚いたのと同時に、やはりだめだったのか。。。って気持ちにもなりました。
肝臓移植手術に成功して、09年9月9日に復帰した時、その痩せて変わり果てた姿には開いた口が塞がらなかったけど、喜ぶ皆が送る暖かい拍手の答える彼の姿は感動的でした。






1984年にAPPLEが『Machintosh』を発表して以来、興味を抱いてきた僕は1990年にはじめて自分のMACを買いました。それ以後、数年おきにマックを買い続けてきました。いわゆる完全なMac派です。ざっと思い浮かぶのを挙げると、Machintosh II FX、 PowerPC 8600、Performa、PowerBookG4、iMacG4/15"、iMacG5/21"、iMacIntel/24"、PowerMac、 iBook、Macbook Air、Macbook Pro。。。振り返ると2年に一台って感じですね。
この中で一番思い出深いのは、やはり最初のMachintosh IIfxです。最速のプロセッサー「Motorola68030」を積んでました。当時の日本円で150~180万円。
ちょっとした小型車が1台買えた値段です! 今思うと「よく買ったもんだなぁ」って感じです。実はある日仏交流の企画をプロデュースをした際に仏側のクライアントからその報酬として彼らが使っていた新品中古機材を譲り受けました。確か初めて『1600万色』を再現することができたマックでした。この際にPhotoshop1.0も使いはじめました。
以来僕は『信者』と言われてもいい程アップルと共に歩んで来たって感じがありますが、でも不思議なことに『アップル』を広く一般の人たちにも身近にさせた、iPod、iPhone、iPadのいづれも未だに手に入れてません。。。この3つは確かにジョブス氏の晩年の最高傑作と言えます。
そういえば去年半年間パリに留学していた20代の日本人の女性に「iPodを持ってない」といったら、彼女に「まったく信じられない」っていう顔をされました。(笑)
別に意識してるわけじゃないのですがヘッドフォンやイヤフォンで音楽を聞くのが苦手なだけなんですが、、、そして今の携帯が壊れたらiPhoneを買うつもりだけど、使えるうちは勿体ないって感じです。iPadもとても興味のある末端機なんですが、ただ一日中PCの前で仕事してるとやはり本や新聞は紙上で読みたいと思ってしまいます。。。
まあ一口に言っちゃうとテクノロジーの進み具合の早さについて行けないのが本音かもしれないです。



25年前はMacを前にしてあんなに興味津々で理解することにどん欲だったのに。。。信者として失格です。(笑)
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今年6月にジョブス氏の最後のプレゼンで発表された『クラウド』。 
これが彼の『遺作』となるのだろうけど、これまでのPC環境の常識を一掃する画期的なものだと思う。これまでPCの末端機器だったiPod、iPhone、iPadが独立したものとなりPCとシンクロが必要なくなるのだそうだ。iTuneの音楽やカレンダーそしてメールや写真なども瞬時にシンクロしてくれるのだそうだ。常に複数のマックを使うものにとっては素晴らしい機能だ。 日常必要な情報は全て『クラウド』の中にあってそれを、いろんなデバイスで使えるということ。
ジョブス氏が昇天したおき土産が『雲』とはしゃれている。。。このピクトグラムは「画期的」どころかちょっとした「革命」かもしれない。
死を目前にして最後まで夢を追いかけた彼はやはり凄い人だ。
夢をありがとう。そして安らかに眠って欲しい。。。



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