「カウンターの片隅に座る女性」たばこから出る白い煙が印象的です。
チュイルリー公園にあるジュ・ド・ポウム美術館で開催されてるダイアン・アーバスの写真展を見てきました。2003年にサンフランシスコ近代美術館で彼女の回顧展があり、その数年後にヨーロッパ展としてドイツ、イギリス、スペインに巡回したにもかかわらず。当時フランスでは何処も受け入れる所がなかったので見る事ができず残念な思いをしました。。。
NYのセントラル・パークでポーズをとる「作家ボルヘス」(1969年)すでにほぼ全盲になっていたボルヘスのカメラに向けた目つきが凄い。。。
2m60以上ある「大男と両親」(1970年)子どもの頃に読んでた少年雑誌にこの写真が載っていたのをよく憶えています。でっかい靴に驚いたのですが、今見てもやはり驚きです。。。
双子の女の子。(1969年)おそらく彼女の作品のなかで最も有名な写真だと思います。やはりこの四つの眼差しがスゴイです。数年後にこの写真からインスピレーションを受けたキューブリックが映画『シャイニング/The Shining』で彼女達を撮っています。
小人たち。。。(1963年) ダイアンはファッションの写真家である夫アランのアシスタントをしていたのですが、次第に彼女独自のテーマを追究するようになります。。。
オモチャの手榴弾を持つ少年。(1962年)これも有名な作品です。
ネガのベタ焼きも展示されてました。やはり彼女がセレクトした一枚はダントツに素晴らしいです。
会場にはあまりにも人が多くてじっくり見れなかったのが残念。。。
また平日のお昼の頃に行ってみようと思います。
「ヌーディスト・クラブのカフェのウェートレス」 エプロンが可笑しいです。。。
「ボーイフレンドと一緒の少女」 あどけない表情がメランコリックにも感じます。。。
「セントラル・パークの少女」 手にする葉巻が。。。
「丘の上の家」 ハリウッドの映画のセット。彼女の数少ない人物が写っていない写真です。
「娘を抱えたダブルセルフ・ポートレート」(1945年)
今回の展覧会は2003年の回顧展と同じく200点以上の作品が展示されていました。ただ会場が小さくて大変な人でちょいとまいりました。この規模の展覧会はポンピドーセンターとかでやるべきだと思うのですが、残念ながらポンピドーではまだまだ写真芸術が市民権を得られていないようです。。。 ロンドンではニュー・テイトギャラリーで開催されたんですがね。週末だったせいか、会場を出た時は並ぶ人も多くて100メートル以上の行列ができてました。
もう一度平日に来てみようと思います。
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