2009/09/01

えんがる(北海道1)


突然ですが北海道にいってきました。

最果ての町「遠軽」です。アイヌ語で「インガルシ=見晴らしのいい所」という意味らしいですが、ここは母の生まれ故郷なんですが、実は初めて僕はこの地を踏みました。生まれた時に来たらしいのですが、憶えてるはずもなく、それに赤ん坊だったから、その時は足は踏み下ろしてないはずです。(笑) 

戦前に父が福井からこの近くの鉱山で設計技師として働きに来ていて母と出逢ったらしいです。そう『パリ・テキサス』という映画のなかで、主人公が車で両親が出逢ったテキサス州にある「パリ・テキサス」という町に通信販売で買った土地を捜しだそうとするシーンがあったけれど、「遠軽」は言うなれば僕の「パリ・テキサス」かもしれません。(笑) 

ここ駅の近くでレンタカーを借りたのですが、小さい事務所にはデスクひとつに、おばさんが一人しかいなく、何だか遠くに来たな~って感じがしました。そして駅から数キロ離れたところにある「六号野上駅跡」に行きました。駅といっても駅舎のことで、明治の開拓時代の頃は、網走からかぞえて6号目にあたるところでした。ここで馬たちも旅人も一休みしたそうです。母の父はこの辺りに住んでいたそうです。100年前に植えられたという、エゾマツが大きくそびえたっていました。


そしてさらに北上しオホーツクの海につながっているサロマ湖に到着。やはり日本海とはちょっと雰囲気がちがいますね。そして海岸を網走にむかう途中に「のとろ湖」の湿地帯があり、日本ではあまり見ることのない景色の前で一休みです。

そして網走に着いた頃は夜になり、そこからまた数キロ離れたペンションへ行くには途中から車道を離れ、真っ暗な畠の中を行くのですが、カーナビの画面に映る青いラインのみを頼りにんして無事到着。この時ほどカーナビがこんなに便利だと思ったことなかったです!

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