2009/09/12

アマローネ AMARONE



仕事で再びヴェローナに行ってきました。パリからの直行便が少ないので、どうしても日帰りはできず、毎回一泊しなければなりません。でもそれが楽しみでもあります。(ニンマリ)
夕方着いて、街をぶらりしてから、お目当てのレストランへ『BOTTEGA DEL VINO』(ボッテガ・デル・ヴィーノ)。ヴェローナでは最も美味しいとされている所です。予約なしだから早めにと思い、ほぼオープンの時間にいきました。ここのエノテカ(ワイン倉庫)素晴らしく、ワイン愛好家にとってはイタリアでも指折りの中に入ります。最近ではニューヨークにもお店をだしたとか。。。
超高級な内容だけどお店の雰囲気はいたって庶民的です。入り口近くはワインバーで仕事を終えてワインを一杯飲んで帰る人で賑わいます。黒板にはグラスで飲めるワインのリストですが、その内容の豊富さにはただただ驚くばかり。超高級なボトルもグラスで注文できてしまう。
落ち着いて暖かい雰囲気のお店の壁にはお客さんが飲んだ沢山のボトルで飾られており、中には目を見張るようなボトル、名前で聞いた事しかないようなボトルが沢山あります。
そしてプリミ・ピアッティはポルチーニ茸風味のパスタ。
ポルチーニの粉の状態のものをパスタにかけたもの、香りが素晴らしい。匂いをおかずにしてパスタを食べるのはイタリアでは勿論「トリュフ」が有名だけど。このポルチーニ風味は本当にめずらしいです。
そしてセコンド・ピアッティは『リゾット』。(まあ普通はプリミ・ピアッティですが僕はこれを)、単にリゾットといっても、これまたここのスペシャリティで、赤ワイン『AMARONE/アマローネ』で煮たリゾット! 唯それだけなんだけど、しびれるように美味しい。。。他の土地ではお目にかかる事のない料理です。アマローネはこのヴェネト地方の有名なワイン『ヴァリポレッチア』の一種です。「パスタ」と「米」。いかにも日本人の注文なのですが、しかしこのような一番シンプルな料理に驚くような繊細さが隠れているこそ、素晴らしいレストランだと解ります。
グラスで注文するワインでもギャルソンがグラスにちゃんとワインを何度も入れ替えて、グラスに馴染ませてくれてから注いでくれます。こういう所にこのお店の繊細さがわかりますね。
三つ目。肉料理は『ヴェネチア風レバーにポレンタ』。ヴェニスで食べる物より高級感がありました。ポレンタは「ヴェネチアのポレンタ」とちがって黄色いもの。普段はイタリア人のように三品も頼まないだけど、この日はここに来るときめていたんで、お昼抜きでパリを発ちました。でもさすがポレンタは最後までたべれなかった。。。
DOLCE/デザートはジェラート。 凄く美味しかったけど、酔いがまわってきていて写真撮るの忘れました。(笑)
食事が終わって9時半、お店はいつのまにか超満員。入り口のバーも身動きができないくらい。ヴェローナの人たちはこれから夜の食事を楽しむんですよね。。。
お店を出たら、一雨降った後でした。雨のヴェローナもまた綺麗です。演劇の舞台のようです。

4 件のコメント:

  1. うわぁ~♪

    素敵!偶然にもアマローネワインを頂いたばかりなんです。有名なワインだったんですね。
    お料理も美味しそう~~!

    この雰囲気とお料理だと
    確かにワインも飲みすぎちゃいますね♪

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  2. >>REIさんへ。 
    この地方のワインは本当に豊富です。
    値段もフランス産と比べると手頃です。

    そう料理がおいしいとワインもついつい。。。

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  3. 私はパスタも大好きなのですが
    リゾットはもっと好きなんです。
    こっちでなかなか美味しいものに出会えず悲しいんです・・・
    こんな感じのお店で初めてフランスに行った時のタルタルステーキの
    山盛りさに驚きつつもぺろっと食べたのを思い出しました。
    フランスで食べられる食事は何もかも好きです♪
    こちらで味わえて幸せ(笑)ごちそうさまでした!

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  4. >>mamikoさんへ。
    そうリゾットの美味しいのって、なかなかお目にかかれないですよね。
    日本では食べた事ないけど、パリでもかなり難しいです。やはり本場イタリアは美味しいす!特にヴェローナやボローニャあたりは食材の宝庫といわれ美味しい物ばかりです。

    そうそうタルタルステーキって、結構山盛りに出てくるんですよね。僕はとても食べきれないです。。。

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