2010/07/31

ショパン生誕200年

ルクサンブール公園を通り抜けようとしたら『ショパン生誕200周年記念』として屋外コンサートが行われていてこの日はその最終日でワルシャワからシンフォニア・ヴァルソヴィア・オーケストラが招待されていました。
このオーケストラはメニューヒンが創設したので有名。メニューヒンは好きな音楽家で昔パリでのコンサート何度か聴きに行ったこともありました。そんなわけで聴いてみることにしました。プログラムはショパンのピアノ協奏曲1番と2番、ピアノ演奏はPiotr Paleczny。オーケストラの席はすでにいっぱいで後ろの芝生席へ。
でもこの辺だと結局アコスティックな音は聴こえず、スピーカーからの音しか伝わってきませんでした。これじゃラジオ聴いてるのと変わんない。。。二曲目はオーケストラ席の後ろまで移動しました。ピアノの音が直接聴こえてまったく別の演奏です。音響がやはりイマイチで打楽器の音が伝わらずティンパニーも遠くで叩くツツミのような感じでした。。。にもかかわらず観客は熱心に聴いており終わったら盛大な拍手! ちょうどその時、ヘリコプターが空高くルクサンブール公園の横切って行きました。あれはシャンゼリゼの方に向かってるようでした。

2010/07/29

ブレラ絵画館

ドゥオーモを出たら14時で、飛行機の時間までにまだ十分時間があったのでブレラ絵画館までいきました。こじんまりしてますが、ここはとても密度の高い美術館です。

2010/07/26

ガレリア・V・エマヌエーレ2世(ミラノ)

中心街でやっとの思いで見つけた地下駐車場を出たら、ちょうどスカラ座の前にでました。ここは数年前にスイスの建築家マリオ・ボッタが改築したけど、遠くからみると後ろのブロックがどうも釣り合わないような気がします。。。
そしてこの広場から有名な「ガレリア」に足をいれました。19世紀の『パッサージュ建築』の代表的なものです。
中にはプラダやヴィトンといった超高級ブランドのブティックが沢山たちならんでました。
そのガラスと鉄骨のドームは130年以上の前の建物とは思えないくらい繊細なデザインです。

2010/07/25

ロンダニーニのピエタ/スフェルツォ城 

「最後の晩餐」を見た感動を後にして修道院を出た時は9時半過ぎ、夜の20時の飛行機までたっぷりあったので、ミラノ見学。スフェルツォ城の真ん前に運良く駐車できたので、城内を見る事にしました。ここにはやはりダ・ヴィンチが描いた天井画があります。
あまりガイドブックに載っていないので、そんなに混んでいません。前に来た時もひっそりしてました。草木の茎が絡み合いながら複雑な模様になってるのですが、この唐草模様のような図柄はダ・ヴィンチが若い頃から常に興味をもっていたものです。
これも彼が殆ど一人で仕上げた作品でその迫力に圧倒されます。このあとお城の美術館を見学しました。最後にミケランジェロの彫刻「ピエタ像」のある部屋に向かいました。

最後の晩餐 / サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

眠い目をこすりながら6時にホテルを出発し、通勤ラッシュをどうにか避けながらミラノに着いたのが8時頃でした。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に向かいました。
この教会のドームの部分はルネッサンスの巨匠ブラマンテによるものといわれていて、さすがに壮大です。
ヴェローナからジョヴァンナに頼んで、ここの修道院にある『フレスコ壁画』の見学の予約を電話で頼んでもらいました。

2010/07/23

コモ湖/ヴィラ・オレアンドラ

ヴィラ・カルロッタから10キロ程南へ下がったラグリオという街にあるヴィラ・オレアンドラ。G=クルーニーの別荘です。とある関係でプライベート・ボートで彼の湖側の玄関までつける事が出来ました。今は彼は来ていないとの事。。。

2010/07/22

コモ湖 /ヴィラ・カルロッタ 

この日は気温は軽く36度を超してました。湿気もあり重い暑さでしたが、湖上を走る船上では涼しい風が気持ちよかったです! 船の後ろに尾を引く波がキラキラと銀色に光って綺麗でした。
ベラージョの街の対岸にあるのはコモ湖でも最も有名な「ヴィラ・カルロッタ」。


17世紀末の建物で、プロイセン王国のプリンセス、シャルロッテ(カルロッタ)が結婚した際に母親が彼女に贈った別荘です。

コモ湖 /ベラージョ 

ベルガモの街を後にして国道を一時間余り走って辿り着いた処はベラージョ。コモ湖に面するこの土地もやはり歴史あるところで、ローマ時代にはジュリアス・シーザーはこの街を支配下に入れてます。この頃にローマ人がコモ湖の周辺にオリーブの木を植えたそうで、その頃から避暑のためのヴィラを建てるようになり、今でもこのコモ湖の周辺は高級な避暑地です。古くから、有名な文化人も数多くこの地を訪れています。
ベラージオで最も有名なのはこの「ヴィラ・メルジ」。イタリアをこよなく愛したスタンダールもこのヴィラに滞在しました。3階の窓から見える風景は「世界で最も美しい」と『イタリア紀行』の中で彼は書いています。つい先日いったヴェルサイユ宮殿の幾何学的なフランス庭園とは正反対で、ここは理想郷をイメージしてるかのような回遊式庭園です。まさしくロマン主義時代の真只中です。。。
実はスタンダールは僕が二十歳の頃、最も影響を受けた作家の一人で、彼が愛したこの土地いつかきっと来てみたいと思ってました。

2010/07/20

ベルガモ(2)

小さいけど昔ながらという感じのパティスリーのウインドーにはカラフルなお菓子が並んでました。中でもこのどう見ても石ころにしか見えないお菓子はめずらしく、ついつい店にはいって、カラフルなのも混ぜて少しだけ買いました。
100グラム5ユーロ。結構いい値段ですよね。っていうか普段まったくこういうもの買わないんで高いのか安いのかよくわかりません。(笑)
向かいのお店にはお昼に食べたばかりの不思議な味のラヴィオリ「カソンチェリ」がありました。買いたかったけれど、生ものだからこの暑さではさすがに無理なので諦めました。

2010/07/19

ベルガモ(1)

ロンバルディア地方でも古い街ベルガモに来ました。聖書の中に出てくる街でノアの甥っ子が紀元前2500年も前に作ったとも言われています。中世の城壁に囲まれたチッタ・アルタの中央にある広場の奥に立つ礼拝堂。
この街で最も有名な建物のです。建築家はジョヴァンニ・アントニオ・アマデーオでヴェニス共和国で一世風靡をした傭兵隊長コレオーニを祀ったもの。
そのルネッサンスとゴチックが混ざった様式が見事です。このようなファッサードはアマデーオ独特で他で見た事がありません。







2010/07/18

ボテガ・デル・ヴィーノ / Bottega Del Vino

忙しい日々が続き、更新さぼってました。スミマセン。。。
先月の仕事の続きでヴェローナに再び。フランス革命記念日の連休も重なったせいで、いつも利用するパリ=ヴェネチィア便がうまくとれず、初めてパリ=ミラノ便を利用しました。高速を飛ばして1時間40分位でヴェローナに着きました。ヴェネチアと比べて30km以上距離はあるけど、リナテ空港からすぐに高速に入れたので時間的にはヴェニスからとそんなに変わらないです。
丁度イタリアは猛暑続きでヴェローナは日陰で36~7度以上あり、打ち合わせのあとは、結局冷房の効いたホテルの部屋で仕事してました。そして夜の九時過ぎに食事にでました。

2010/07/03

モン・ヴィエイユ・アミ

「カタカタ」というエンジンの軽快な音とともに、待ち合わせ場所に現れたのはイタリア人のユリース。彼はパリの街中ではいつもバイクで移動。彼がつい最近買い替えた新しいバイク。イタリア産のMOTO GUZZI(モト・グッツィ)。皆が振り返る程そのエンジンの音は独特です。
すでに集合していた我々は、彼のバイク囲んでなんだかんだと物色しはじめました。「イタリアの誇り」とでも言わんばかり自慢げに説明するユリス。確かに性能では素晴らしい日本のバイクが今ではヨーロッパ市場を制覇しましたが、中にはこういう個性的なバイクの愛好家がまだ結構います。