2010/10/30

SCIENCE ET FICTION /科学とフィクション

パリの北にあるヴィレット科学技術博物館で『科学とフィクション』をテーマにした展覧会が始まりオープニングに行ってきました。主旨は16世紀に未来を想像した文学やSF文学といった「フィクションの世界」と「実際の科学」との関連性をたどったものです。二部構成になっていて、一部は『人間と宇宙』で二部は『人間と機械』です。


入ってすぐのコーナーには、いきなりキューブリックの『2001年宇宙の旅』に使われた模型が幾つか飾られていて感激しました。
映画のオープニングのシーンでヨハン・シュトラウスのワルツとともに現れる、あのPANAM航空のスペースシャトルです。
そしてSFファンにとってカルト的映画『ブレード・ランナー』で主人公リック・デッカード(ハリソン・フォード)が着ていたコスチュームです。この映画封切りされたとき何度も見に行きました!
そして『STAR TREK』スタートレック宇宙大作戦のチームのコスチューム。このSFドラマは連続テレビドラマで、上述の二本の映画のように芸術性は高くはないかも知れませんが、SFが茶の間に入り込み、子供達の間ではそれは凄い人気で、僕なんかテレビの前にかじり付いて見てました。そう『テレポート』とのシーンなんて感激でしたね~。そしてスタッフ皆が折りたたみの電話を持っていて憧れたものです。「持ち歩ける電話」なんて信じられない世界でした。友達といっしょにボール紙で作っては遊んでたの思い出しました。『ミスター・スポック!』『キャプテン・カーク!』『ドクター・マッコイ!』とか呼びあっては段ボールの電話をたたんでポケットに入れたりしてました。(笑)
そして35年以上後でモトローラ社が初めて折りたたみの携帯電話を世に出した時、我々の世代は皆このスタートレックを思い浮かべたはずです。
沢山のロボットが並ぶケース。
懐かしいオモチャが並んでました。
しゃべるロボット。
その演説に観客も集まってきました。
エイリアンの模型です。迫力あります。怖っ。
そして終わりの方に『マトリックス』の部屋。結構迫力ありました! 
楽しく昔なつかしい展覧会でした。このミュージアムにくる8割型は子供達なんで、科学についてもあまり難しいことは解説してませんでしたが、僕なんかでも楽についていける説明で結構勉強になりました。

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