2009/07/09

恋人中心世界

やはり雨をうたった歌ですが。。。

昔、「ピンキーとキラーズ」が一世風靡をしていた時、僕も子供ながらピンキー(今陽子)の歌のうまさに惹かれて、彼女が出ている音楽番組をテレビで追っかけていた頃があったんですが、ある日NHKの番組で『ステージ101』というのがあって、ピンキーがゲストで出演していたので見ていたら、番組の中で「今月の歌」とかいうので一人の女性が唄った一曲に釘付けになってしまいました。それは『恋人中心世界』という題で、「小林啓子」という歌手が唄ってました。20代初めの頃だったんだろうけど、僕の印象では凄く大人の女性に見えたのです。っていうかホンのガキだった僕がそう感じるのは変だけど、でも彼女の歌が素晴らしく鳥肌がたったのを覚えてます。一瞬にして僕の頭の中では上手いと思ってたピンキーは消えちゃいました。


♩トゥ、トゥ、トゥ、トゥ トゥー 雨でも~♩

♩トゥ、トゥ、トゥ、トゥ トゥー 平気よ~♩

♩トゥ、トゥ、トゥ、トゥ トゥー ずぶ濡れで~♩

抱かれていたいの~♩


透きとおった声で、その頃聴いた事もないリズムだったんですが、父が、あれは「ボサノヴァ調」っていうリズムで日本人はあまり唄ってないよって説明してくれたっけ。作曲はあの中村八大氏、その軽快さに心弾みました。今でこそボサノヴァはポピュラーになったけど、あの頃はとてもめずらしく、ましてやテレビなどでは誰も歌ってませんでした。

レギュラーの中でも彼女はダントツにうまかった。でも一年位で番組を去っていき、まったくテレビでは見えなくなってしまいました。以来、雨の続く日はいつもこの曲を知らぬ間に口ずさんでました。ずうっと後で知った事なのですが小林啓子さんは当時、森山良子と並ぶフォーク界の「女神」だったそうです。CDも10年程前に探し回ったことがありましたが、まったくなく。僕の中では幻の歌手でした。。。

ところがつい最近小林啓子さんは30年のブランクの後でまた歌いはじめたという記事を読みました! 

いつかきっと何処かでライブを聴いてみたいですね~。

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