2010/03/08

クレールの膝


エリック・ロメール監督のDVDセットをプレゼントでもらった。
最新の2、3作をのぞいては彼の作品が全て入ってます。全部で21本。相当見てるつもりでしたが、数えたらみたことがあったのは13本だけでした。大好きな作品が沢山はいってます。中でも特に好きなのは『クレールの膝/Le genou de Claire』、確か最初にみた彼の作品です。
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主人公ジェロームは独身最後のヴァカンスをアヌシーの湖にある友人オロールの家で過ごす。そこで美しい少女クレールに出逢う。彼は彼女の膝に惹かれ、それを「欲望を惹き付ける磁場」とまで言って、オロールに「きっと彼女の膝に触ってみせる」と賭けをする。。。
クレールと散歩の途中に突然の雨。
そして二人で雨宿りをしている時にジェロームは攻撃をかける。
彼はクレールのボーイフレンドが別の女の子と待ち合わせをして楽しそうに遊んでキスまでしていたことを告げ口する。
クレールはそれを聞いて不安になりつつも、抵抗する。

ー そんな彼のする事なんて、あなたに関係ないでしょ
ー でも本当のことだから親切に言ってあげるだけだよ
ー うるさい、黙って!
(泣き出すクレールと雨の音)
ー ほら
(ジェロームはハンカチをだしてクレールに渡す。そして泣きじゃくるクレールの膝を優しく撫でる。クレールは泣きやむことなく、雷の音に湖の表面は荒れている。ジェロームは黙って膝を撫で続ける。)
(やがてクレールは静かになり雨もやむ。)
ー 雨が止んだ。今のうちに帰ろう。





すごくエロチックなシーンだと思う。。。
この見事な演出を見た時、ロメールはすごい監督だなあと思った。
このシーンを見て以来、女性の膝が気になります(笑)

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