2010/03/02

フラメンキッシュ/Flammekueche

アルザス地方では赤ちゃんはコウノトリが連れてきます。(笑)
実はその昔フランスに来て、僕が最初に住んだ街がストラブールなんですが、その頃はごく稀になってしまっていたコウノトリが、また街に戻って来るようになったそうです。この日は4匹もいました!
駆け足のストラスブールでしたが、「タルトフランベ」を食べたくて、ひさしぶりに大聖堂の近くにあるレストラン「メゾン・カメルツェル」まで足を運びました。ここはストラスブールで一番古い建物です。1427年の柱もありますが、1589年頃にルネッサンス様式で完成されたものです。
一階は石造りで二階から木造で柱には彫刻が施されてます。窓のガラスはアルザス独特の「瓶の底」をはめ込んであります。
あいにくメゾン・カメルツェルは、お昼は閉まっていたので近くのヴィンシュトゥッブWinstubb(居酒屋)にてタルトフランベを食べに入りました。
タルトフランベはアルザスでは『フラメンキッシュ』と言います。これはその昔、村の共同の釜で農民たちが二週間毎にパンを焼くときに、余ったパン生地を薄くのばして、その上にオニオンスライスと「ラードン」というベーコンを小さく切ったのをのせて、白チーズと生クリームをかけて焼いたのが始まりといわれてます。
このレストランでも薪でたかれた釜で焼かれてます。一枚が木のまな板にのって出て来ます。
それを切って、大勢でいるときは、皆でつまむのですが、なくなると次の熱いタルトがやってくるという感じです。
生クリームが滑らかでとても軽く、美味しいいです。やはりパリでは出会う事の出来ない味でした。アルザスの人たちは何枚も食べるのですが、僕は一枚でお腹一杯になってしまいました! 
まぁ、これがお好み焼きだと考えたら結構大きいですもんね。

2 件のコメント:

  1. はぁ・・・やっぱり欧州ステキです。
    最近すっかりアジア脳なので余計に。
    食べられなかったタルトフランベ・・・
    とっても美味しそう・・・有楽町のビルの谷間で食べるより
    本当にそちらで食べたい!!!
    コウノトリ、モロッコではじめてこの写真のようなのをみて
    感動してしまいすごく沢山写真とっちゃいました。
    私の中では見るまでアニメの世界だったんですよね(笑)

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  2. >>mamiko さんへ。
    タルトフランベは美味しいですよね。大好きです。
    いつか仕事でストラスブールから近いドイツの街のレストランで注文したことがあったのですが、アルザス地方独特の薄い生地のパリっとした感じとクリームのまろやか感じはなかったです。。。
    昔、パリのオデオンの交差点に有名なアルザス料理のレストランがあったのですが、そこでは美味しいタルトが食べれましたが今はもうなくなってしまいました。残念です。

    コウノトリはアルザスの村に飛んでる光景はよく見たのですが、ストラスブールの街でみたのはホントひさしぶりです。ふんわりと飛び立つ瞬間は本当に絵に描いたように美しいです。アルザスでは風呂敷に包まれた赤ちゃんをくちばしに加えて飛んで来るんです!

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