2011/05/15

アニッシュ・カプーア / グラン・パレ (Anish Kapoor)

(イタリア紀行の途中ですが。。。)
昨日パリのグラン・パレに『モニュメンタ/MONUMENTA』という展覧会を見てきました。4年前から開催されてるもので毎年一人のアーチストが招待されてグラン・パレの建物の中にモニュメンタルな作品を展示されます。今年はボンベイ出身のイギリスの彫刻家アニッシュ・カプーア。お昼過ぎにいったら長蛇の列ができてました。。。

作品名は『レヴィアタン / Léviathan』で、意味は巨大怪物をさしているのですが、もともとは旧約聖書に出てくる海に住む怪物のことです。入り口の回転ドアから入ると、直ぐに大きな空間に飛び込みます。明るい外から突然はいると薄暗〜い大きな空間があるのですが、目が慣れてくるとだんだん形がみえてきます。何だか巨大なクジラの胃袋の中に入ったような感じです。
すると急に明るくなりだし壁に巨大なイメージが現われました。
そして映像はだんだんハッキリと見えてきましたが、次第にそれがグラン・パレの屋根の鉄骨だという事が解ってきました。
太陽が雲間に隠れたりすると映し出された影も消え、また現われてたりと、まるで脈打つような感じです。
この不思議な空間から出て外にまわるとグラン・パレの建物なかにドカンとたたずむ怪物の姿がありました。想像していたよりもずうっと大きいので驚きました。
まさしくこの巨大な怪物のお腹から出てきたんだな〜って感じました。
『モニェメンタ』ではアニッシュ・カプーアの前に、アンセルム・キーファー、リチャード・セラ、クリスチャン・ボルタンスキーといった作家が発表しましたが今回の彼の作品が一番素晴らしかったと思います。

2 件のコメント:

  1. ヘッダーが~!!!!
    アリスに出てくるチシャ猫になっている~(笑)
    展覧会素敵です~!!
    って何がどうなってるのかわからない!!!
    すごすぎる~!
    グラン・パレ・・・
    あれ?行ったことあったかしらん・・・
    そろそろフランスの記憶が薄れ始めてきてしまいました(T-T)

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  2. >>mamiko さんへ。
    これでニヤリと笑えば、まさしくですね。
    この下を通るとき、視線を感じるときがあります。
    見上げるといるんですよね。。。

    そうカプーアの作品はいつも驚きます。
    今回もド肝をぬかれました!
    これつまり大きな風船ってかんじです。

    グランパレはずうっと修理工事がされていたんで
    長い間閉鎖されてましたね。

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