ピナ・バウシュの1978年の作品である『Kontakthof』をダンスを全く知らない素人の中・高校生たちの週一回のレッスンでを二人のジャーナリスト、J. A. Endicott と B. Billietのが記録したドキュメンタリー映画を見ました。
アノンスを見てウッペンタール市の10の学校から集まった14から18歳の子たち。最初はピナ・バウシュが誰かも、何処にやってきたのかも、把握してなかった子たちはピナ・バウシュの作品を練習しながら「自分発見の旅」にでたようだ。。。発育盛りのアンバランスな体格。あどけなく、ぎこちないジェスチャーは少しづつ自信を見い出していきます。 ヴァカンスをはさんで一年近くのレッスンの経たあと、それぞれが大きく変わっていく姿を目の当たりに見て感激させられました。
映画『モダン・タイムス』でチャップリンが唄い有名になった『ティッティーナ』の音楽で始まります。ピナ・バウシュが選んだこの曲は「ダンス・シアター」の元祖のような存在のチャップリンへのオマージュなんだろうか。。。
彼らの初舞台の数ヶ月後にピナ・バウシュは他界しました、このドキュメタリーで見れる彼女が、公共の場に姿をみせた最後の映像だったそうです。。。
うわ、きれいですね~
返信削除ちょっと前に、『アメリカンダンスアイドル』というドキュメンタリーというか、コンテスト番組にはまりました。
アメリカとはいえ、ヒップホップやジャズばかりでなく、
そこにはコンテンポラリーを踊る人がけっこう出てるんです。
貼ってくださったYouTubeもそうですが、
そういうのを観ていると、
モデル体型が一番かっこいいとか、クラシックバレエが一番美しいとか、そもそも美しくかっこいいことがベストとか、そういうありがちな観念が、すべて「表現力」によって覆されるのを感じます。
均整<表現力 とでもいいますか・・・。
表現力って、ギャップ、落差だったりするのかもしれませんね。
>>Joe さんへ。
返信削除そうですね。。。
そういう意味でピナ・バウシュの仕事はとても偉大だとおもいます。
ダンスや演劇の概念を覆すものですよね。
そして肝心なのは、ダンスも何も知らなかったこの若者達が
彼女のダンスに触れたことで、何らかの可能性を信じることが
出来るようになったことでしょうね。