2010/12/31

ヴァン・ショーとバカラと樅の木。。。

静かな大聖堂から出ると再び賑やかなマルシェが。。。昔はクリスマス前夜24日の24時で閉めていたのですが、近年では訪れる観光客が余りにも多くなったんで12月31日まで出店が出るようになったそうです。そのため宗教的イメージは薄らいでしまいますが。。。でも元を正せば12月6日の聖ニコラを讃えた庶民信仰のお祭りの異教徒的習慣を、カトリック教会が無理矢理に25日の『キリスト生誕』に合わせたものだから、教会の暦にピッタリと合わないのが本当でしょうね。庶民が寒くて暗い長〜い冬を少しでも楽しく過ごすために生んだ習慣だったのでしょうね。

大聖堂の横の広場ではスケート場が出来てました。いかにもクリスマスの風景ですね〜。ピーター・ブリューゲルの冬の風景画の中に遊ぶ子供達を思いだします。
暖かいワイン(ヴァン・ショー)の出店があちこちにあります。
ヴァン・ショーは普通赤ワインですが、アルザスだけあって白ワインでした! 蜂蜜とかオレンジやシナモンが入ってて暖まります。ブレッツェルのパンも焼きたてで美味しかったです。
日が落ちて街の建物にも灯がつきだしました。
た。最も古い家「メゾン・カメルツェル」にです。
カメルカメルツェルの窓は瓶底のガラスのステンドグラスで有名です。中の景色がチラチラ見えて綺麗でした。
すぐ横の通りのイリュミネーションに、ナント本物のバカラクリスタルのシャンデリアが飾ってありました。
しかもデザインが一個づ違うんです! 
昼間は白い網が邪魔してあまり良く見えなかったけれど、
夜になって灯りがつくと綺麗にクリスタルが見えます!
街の一番大きな広場である『クレベール広場』には毎年大きな『樅の木』が立ちます。20メートルはありそうです。ストラスブールはクリスマスツリーの発祥の地とも言われてます。まぁ、ヨーロッパで幾つかの街が「発祥地」を主張してますが、アルザスには古くから聖ニコラの祝う習慣があるからその信憑性はあるかな〜、何て考えながら帰路につきました。。。寒かったけれど楽しい一日でした。



2 件のコメント:

  1. あけましておめでとうございます^^

    寒そうだけど素敵。
    ヴァンショー、美味しそう。
    自分はまったくお酒が飲めないのですが、
    寒空の下で食べるプレッツェルとヴァンショー、いいなあ。
    (とはいえ、寒すぎますか?(笑))

    バカラシャンデリアのイルミネーション、いいですね。
    日本の(恵比寿の)バカでかいシャンデリアよりも、
    小ぶりでリアリティのあるものをたくさん見たいと思ってました~。

    クリスマスツリー発祥の地なんですね^^
    屋外の大きなツリー、いいですね。

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  2. >>Joe さんへ。
    あけましておめでとうございます。
    寒い時はとっても暖まります。アルコールなしのもあります。オレンや蜂蜜がたっぷりですっごく美味しいです。
    ブレッツェルは焼きたてが一番です!
    そうシャンデリアが一個一個ちがってるんで驚きました。。。
    望遠で近寄れないのが残念でした。

    このツリーは昼間はホントの雪が積もっていて綺麗でしたヨ!
    クリスマスツリーの発祥地であることは昔からよく聞いてます。
    聖ニコラ=サンニコラ=セントニクラウス=サンタクロース
    となっていくのだから、ストラスブールがはじまりなんでしょうね。。。

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