2012/07/06

華麗なるスプリンターたち / Tour de France 2012

(Photo: Doug Pensinger/Getty Images Europe)
今年もツール・ド・フランスの季節がやって来ました!
この世界最大規模のロードレースは今年で99回目になります。テレビがないのでネット上で実況中継を観戦してます。そして日中みれなくてもその日の夜まで録画中継が観れます。その飛行機、ヘリコプター、バイクなどを駆使しての画像は中々迫力があります。
でも10年程前からツール・ド・フランスは、『ドーピング問題』が紙面を毎年飾るようになり、すっかり興醒めして僕はあまり見なくなってしまってたのが、去年あたりからまた観るようになりました。


22チームになる200人近い選手達が3週間にわたり20ステージ、合計3500kmを走ります。各チームにはリーダーがいて選手達は各リーダーのために走ります。各リーダーの目的は総合優勝ですが、チームによってはスプリンターをリーダーにおいて区間優勝を狙うところもあります。 

ツールの最初の一週間は平地が多くこのスプリンター達の壮絶な戦いの場といえます。
(Photo: Laurent Rebours)
初日のステージはスロバキア出身のペーター・サガンがスプリントで優勝。初参加の22才の彼は『天才』と呼ばれ、それに答えるかのごとく弟3、弟6ステージも難なく制覇し早くも3勝、将来を最も注目されている選手。

(Photo: Getty Images)
第2ステージはイギリスのマーク・カヴェンディッシュ。彼は去年のツールでは5ステージ、一昨年は6ステージをたてつづけに制覇し、同じく世界選手権も制覇し文字通り世界ナンバー1のスプリンター。ツール通算では区間優勝21回という驚異的数字。
しかし今年から彼が所属するチーム『スカイ』は総合優勝を狙うウィギンスがリーダーでステージ優勝は眼中にないため、スプリンターである彼を最後ゴール手前のいいポジションにまで引っ張っていく選手がおらず、他のスプリントチームと違って彼はたった独りで戦わなければならいう悪条件の中でのこの区間優勝は、自力のみで勝利した彼の真の強さをアピールしました。
(Photo: AFP)
弟4、弟5ステージを連覇したのはドイツのアンドレ・グライペル(チーム『ロット』)。彼は以前カヴェンデッシュと同じチームにいたこともあり最強のライバルであると共に二人は犬猿の仲としても有名。
Photo: Florian Egly(Sport24.com)
6ステージを終えて総合一位はスイスのファビアン・カンチェラーラ。彼は第1ステージの前日に行われるプロローグを2位との差7秒で制したあと6日間マイヨー・ジョーヌ(1位を表す黄色のジャケット)を守り続けました。たった7秒ですが、少ないようで中々縮められないものです。
でも明日から平地を離れて山岳レースが待ち構えてます。これまでゴールを賑わせたスプリンター達は後ろへ、彼らは筋肉マンで体重がありすぎて山を上るのは大変な事。そして自然とリーダー格の選手達が台頭してきます。インタビューでカンチェララは「黄色でいられるのは今日まで」と彼自身割り切ったコメントをしてました。でも一週間世界中にアピールしたのだからスポンサーも大満足でしょう。。。

土曜日の弟7ステージのプロフィールですが。ゴールが結構急な上り、難易度1クラスと半端じゃないですね。。。。
面白くなりそうです。

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