2010/09/15

銀色の銀座。。。

(ヴェニスの旅の途中ですが。ちょいと寄り道です)
日本に仕事で二週間ほど行ってました。東京に着いたとたん、この暑さ! 皆から覚悟して来るようにと言われてたのですが、やっぱり驚きましたね~。
着いた翌日、千葉に住む姉と銀座で待ち合わせの間、松屋の前のアップルストアーにてパリを出る直前に買ったMacBook Proの保護ケースを買いました。そして修理中のMacBookAirのケースも。ちょいと円高で厳しいけど買ってしまいました!やはり日本のほうがいいグッズが揃ってるような気がします。

2010/09/09

ヴェニスの夜

揺れる蒸気船からワンショッット。ブレてますが、夜のヴェニスもまた美しい、街の光が水にキラキラと反映しまさしく夢の世界です。。。

2010/09/06

Borgoloco San Lorenzo

ここはヴェニスのカステロ地区にあるサン・ロレンツォ教会の前からでている、ひっそりとした通りです。
このように通りに井戸があるのは珍しいです。
大抵は広場の中央にあるもので、ヴェニスにはこのような井戸が無数にあります。古い使わなくなった無用の井戸をとっておくのもヴェニスならではです。僕はこの通りが大好きです。
足音が心地よく響くこの静かな通りの片隅におじいちゃんと猫がいました。
猫は動かず目を閉じてじい~っとしてます。。。

2010/09/05

ヴェニスの朝

昇ったばかりの陽が水に輝き、グラン・カナルに行き交う水上バスやタクシー、ゴンドラのシルエットがくっきりと浮かびます。言うまでもありませんがヴェニスの朝はとても綺麗です。。。

2010/08/23

カナレッジオ

ヴェニスに着きました!
今回は10日間以上いるので、これまでで最も長い滞在になります。パリはずうっと天気が悪かったので久々の燃えるような暑さに感動です。さっそくカフェ・フレッドをテラスにて注文しました。

2010/08/20

朝顔

6月に植えた朝顔は、あまり天候に恵まれなかったにもかかわらず結構育ちました。100本位植えたのですが7割は4~5mの高さまでなりました。 ただし今年は青い花の芽を植えたにもかかわらず、その殆どが白い花です。
この白い花も何年か前までは大きな青い花を咲かせていたのですが、世代が重なるににつれて野生の白くて小さい花になってしまいました。これらは去年自然に地面に落ちた種から出てきたものです。 でも青いのも下の方で2、3個だけ咲きました。
昔はこの青い花が毎朝新しく500個以上も仕掛け花火のように咲いたのですが。。。 買って来た青い花の種から出てきた芽は、庭先の生存競争ではやはり野生の朝顔には勝てなかったようです。来年は土を入れ替えてから植えないと。。。でも派手じゃない、この白い野生の花も好きです。
朝顔の下で日曜大工です。何年も前から長いカウンターテーブルを作りたかったのですが、やっとこの夏実行する事にしました。新しいもの好きなたまも、すぐに手伝いにきてくれました。

2010/07/31

ショパン生誕200年

ルクサンブール公園を通り抜けようとしたら『ショパン生誕200周年記念』として屋外コンサートが行われていてこの日はその最終日でワルシャワからシンフォニア・ヴァルソヴィア・オーケストラが招待されていました。
このオーケストラはメニューヒンが創設したので有名。メニューヒンは好きな音楽家で昔パリでのコンサート何度か聴きに行ったこともありました。そんなわけで聴いてみることにしました。プログラムはショパンのピアノ協奏曲1番と2番、ピアノ演奏はPiotr Paleczny。オーケストラの席はすでにいっぱいで後ろの芝生席へ。
でもこの辺だと結局アコスティックな音は聴こえず、スピーカーからの音しか伝わってきませんでした。これじゃラジオ聴いてるのと変わんない。。。二曲目はオーケストラ席の後ろまで移動しました。ピアノの音が直接聴こえてまったく別の演奏です。音響がやはりイマイチで打楽器の音が伝わらずティンパニーも遠くで叩くツツミのような感じでした。。。にもかかわらず観客は熱心に聴いており終わったら盛大な拍手! ちょうどその時、ヘリコプターが空高くルクサンブール公園の横切って行きました。あれはシャンゼリゼの方に向かってるようでした。

2010/07/29

ブレラ絵画館

ドゥオーモを出たら14時で、飛行機の時間までにまだ十分時間があったのでブレラ絵画館までいきました。こじんまりしてますが、ここはとても密度の高い美術館です。

2010/07/26

ガレリア・V・エマヌエーレ2世(ミラノ)

中心街でやっとの思いで見つけた地下駐車場を出たら、ちょうどスカラ座の前にでました。ここは数年前にスイスの建築家マリオ・ボッタが改築したけど、遠くからみると後ろのブロックがどうも釣り合わないような気がします。。。
そしてこの広場から有名な「ガレリア」に足をいれました。19世紀の『パッサージュ建築』の代表的なものです。
中にはプラダやヴィトンといった超高級ブランドのブティックが沢山たちならんでました。
そのガラスと鉄骨のドームは130年以上の前の建物とは思えないくらい繊細なデザインです。

2010/07/25

ロンダニーニのピエタ/スフェルツォ城 

「最後の晩餐」を見た感動を後にして修道院を出た時は9時半過ぎ、夜の20時の飛行機までたっぷりあったので、ミラノ見学。スフェルツォ城の真ん前に運良く駐車できたので、城内を見る事にしました。ここにはやはりダ・ヴィンチが描いた天井画があります。
あまりガイドブックに載っていないので、そんなに混んでいません。前に来た時もひっそりしてました。草木の茎が絡み合いながら複雑な模様になってるのですが、この唐草模様のような図柄はダ・ヴィンチが若い頃から常に興味をもっていたものです。
これも彼が殆ど一人で仕上げた作品でその迫力に圧倒されます。このあとお城の美術館を見学しました。最後にミケランジェロの彫刻「ピエタ像」のある部屋に向かいました。

最後の晩餐 / サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

眠い目をこすりながら6時にホテルを出発し、通勤ラッシュをどうにか避けながらミラノに着いたのが8時頃でした。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に向かいました。
この教会のドームの部分はルネッサンスの巨匠ブラマンテによるものといわれていて、さすがに壮大です。
ヴェローナからジョヴァンナに頼んで、ここの修道院にある『フレスコ壁画』の見学の予約を電話で頼んでもらいました。

2010/07/23

コモ湖/ヴィラ・オレアンドラ

ヴィラ・カルロッタから10キロ程南へ下がったラグリオという街にあるヴィラ・オレアンドラ。G=クルーニーの別荘です。とある関係でプライベート・ボートで彼の湖側の玄関までつける事が出来ました。今は彼は来ていないとの事。。。

2010/07/22

コモ湖 /ヴィラ・カルロッタ 

この日は気温は軽く36度を超してました。湿気もあり重い暑さでしたが、湖上を走る船上では涼しい風が気持ちよかったです! 船の後ろに尾を引く波がキラキラと銀色に光って綺麗でした。
ベラージョの街の対岸にあるのはコモ湖でも最も有名な「ヴィラ・カルロッタ」。


17世紀末の建物で、プロイセン王国のプリンセス、シャルロッテ(カルロッタ)が結婚した際に母親が彼女に贈った別荘です。

コモ湖 /ベラージョ 

ベルガモの街を後にして国道を一時間余り走って辿り着いた処はベラージョ。コモ湖に面するこの土地もやはり歴史あるところで、ローマ時代にはジュリアス・シーザーはこの街を支配下に入れてます。この頃にローマ人がコモ湖の周辺にオリーブの木を植えたそうで、その頃から避暑のためのヴィラを建てるようになり、今でもこのコモ湖の周辺は高級な避暑地です。古くから、有名な文化人も数多くこの地を訪れています。
ベラージオで最も有名なのはこの「ヴィラ・メルジ」。イタリアをこよなく愛したスタンダールもこのヴィラに滞在しました。3階の窓から見える風景は「世界で最も美しい」と『イタリア紀行』の中で彼は書いています。つい先日いったヴェルサイユ宮殿の幾何学的なフランス庭園とは正反対で、ここは理想郷をイメージしてるかのような回遊式庭園です。まさしくロマン主義時代の真只中です。。。
実はスタンダールは僕が二十歳の頃、最も影響を受けた作家の一人で、彼が愛したこの土地いつかきっと来てみたいと思ってました。

2010/07/20

ベルガモ(2)

小さいけど昔ながらという感じのパティスリーのウインドーにはカラフルなお菓子が並んでました。中でもこのどう見ても石ころにしか見えないお菓子はめずらしく、ついつい店にはいって、カラフルなのも混ぜて少しだけ買いました。
100グラム5ユーロ。結構いい値段ですよね。っていうか普段まったくこういうもの買わないんで高いのか安いのかよくわかりません。(笑)
向かいのお店にはお昼に食べたばかりの不思議な味のラヴィオリ「カソンチェリ」がありました。買いたかったけれど、生ものだからこの暑さではさすがに無理なので諦めました。

2010/07/19

ベルガモ(1)

ロンバルディア地方でも古い街ベルガモに来ました。聖書の中に出てくる街でノアの甥っ子が紀元前2500年も前に作ったとも言われています。中世の城壁に囲まれたチッタ・アルタの中央にある広場の奥に立つ礼拝堂。
この街で最も有名な建物のです。建築家はジョヴァンニ・アントニオ・アマデーオでヴェニス共和国で一世風靡をした傭兵隊長コレオーニを祀ったもの。
そのルネッサンスとゴチックが混ざった様式が見事です。このようなファッサードはアマデーオ独特で他で見た事がありません。







2010/07/18

ボテガ・デル・ヴィーノ / Bottega Del Vino

忙しい日々が続き、更新さぼってました。スミマセン。。。
先月の仕事の続きでヴェローナに再び。フランス革命記念日の連休も重なったせいで、いつも利用するパリ=ヴェネチィア便がうまくとれず、初めてパリ=ミラノ便を利用しました。高速を飛ばして1時間40分位でヴェローナに着きました。ヴェネチアと比べて30km以上距離はあるけど、リナテ空港からすぐに高速に入れたので時間的にはヴェニスからとそんなに変わらないです。
丁度イタリアは猛暑続きでヴェローナは日陰で36~7度以上あり、打ち合わせのあとは、結局冷房の効いたホテルの部屋で仕事してました。そして夜の九時過ぎに食事にでました。

2010/07/03

モン・ヴィエイユ・アミ

「カタカタ」というエンジンの軽快な音とともに、待ち合わせ場所に現れたのはイタリア人のユリース。彼はパリの街中ではいつもバイクで移動。彼がつい最近買い替えた新しいバイク。イタリア産のMOTO GUZZI(モト・グッツィ)。皆が振り返る程そのエンジンの音は独特です。
すでに集合していた我々は、彼のバイク囲んでなんだかんだと物色しはじめました。「イタリアの誇り」とでも言わんばかり自慢げに説明するユリス。確かに性能では素晴らしい日本のバイクが今ではヨーロッパ市場を制覇しましたが、中にはこういう個性的なバイクの愛好家がまだ結構います。

2010/06/28

ヴェルサイユ宮殿

パリに10回以上来ている友人がまた来仏しました。彼は未だ「ヴェルサイユ宮殿」を見た事がないということで、車をとばして行ってきました。


2010/06/27

VERT, VERT...

そうそう、エールフランスのパリ=ヴェローナ便はパリの真上を飛びます。去年の春に乗った時は窓から新凱旋門と凱旋門の延長上にシャンゼリゼ通りがくっきりと見えました。その時カメラは頭上の収納庫の中で残念な思いをして」ました。以来カメラは足元に置いてます。今回はエッフェル塔の前を綺麗に旋回してドゴール空港に着陸態勢に入りました。
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ロベルトとヴェロニックの引っ越しパーティーに呼ばれていきました。12時から24時までということで18時頃にいったのですが庭ではジャズのミニコンサートの真っ最中。既に友人達が沢山集まってました。パーティーのテーマは『緑色』ということで、皆で緑色の食べ物を持ち合うって話だったので、彼らが暮れにウチに住んでた時に喜んだ「隠元豆のごま和え」と「ほうれん草のおひたし」そして「抹茶入りようかん」を持って行きました。皆色んな工夫をして食べ物を持ってきていました。中でもパティシエだという友人が緑の飴細工や青リンゴ飴とか、いろんなモノを作ってきてくれたようです。

2010/06/26

ロダン美術館

日本のお客さんを連れてロダン美術館に行ってきました。企画展やショップのために近年「新館」が出来てたのですが、改築してからは初めてきました。考えたら10年ぶり以上かもしれません。

2010/06/25

VILLA DEL QUAR

仕事も順調に進みやれやれという事で、ヴェローナ最後の夜をクライアントが泊まっているホテル『ヴィラ・デル・クァール』のレストランで食事しました。ここは『ルレー・エ・シャトー』RELAIS & CHATEAUXに加盟していて、ホテルの環境は素晴らしく、レストランも二つ星のクラスです。

イタリアの錬金術師たち


ヴェローナ郊外にあるボンヴィッチーニ工房はブロンズの鋳造工房ではイタリアではもっとも大きな工房です。その倉庫にこの大きなホアン・ミロの石膏像があるんですがミロが実際に手をかけたオリジナルです。ここの女社長のジョヴァンナさんが言うには、この像は40年も前からここにあるのですが、来年これを壊さなければならないそうです。
その理由というのは、遺族の弁護士がこれ以上作品を作ると、今世界にある幾つかのブロンズの像の価値が下がってしまうからという事らしいです。ジョヴァンナはスペインにあるミロ美術館とか、或はミロ財団に寄付したらいいと進めたらしいのですが、アメリカの弁護士の「壊すべき」という意見に従ったそうです。
ブロンズ像つまり複製の価値を落とさないためにオリジナルであるこの石膏の彫像を壊す。何かおかしいですよね。お金の世界では『芸術作品』の概念が別になるようですね。。。

2010/06/17

歓喜の叫び / アル・ポンピエリ

一日素晴らしい天気で、夕方雲一つない青空に建物の赤いレンガの色が映えてました。
朝8時から夕方6時半までびっしり仕事したあと、店が閉まる前に皆が買い物をしたいという事で、いつも行くイタリアの食材を売っている小さなお店に案内しました。

2010/06/16

再びヴェローナ

またヴェローナにきてます。クリスマス以来ですから半年振りです。
日本から夜遅く着くクアライアントを待ちながら、一足先についたスタッフのS氏と半日ヴェローナの街を散策しました。

2010/06/08

Linguine agli scampi

地下鉄に乗る前に、ムフタール街のマルシェを通ったら、魚屋さんで美味しそうなスキャンピ海老が出ていました。それを見たとたんにヴェニスで食べたパスタの味が蘇ってきて思わず少し買ってしまいました。
家にいつも買い置きしてあるチュニジアの美味しいトマトのソース用缶詰を使ってさっそく作ってみました。スカンピのリングィネ。
身を出しやすいように殻の内側に包丁で切れめをいれて、ニンニクとオリーブ油で炒めてからコニャックでフランベするんですが肝心のコニャックの瓶が空っぽ。。。
あわてて見つけ出した「グラン・マロニエ」のリキュールでフランベしました。これはよくクレープをフランベする時にも使いますね。まあ元々はコニャックだしオレンジの花の香り入りだから問題ないだろうと思い代用したのですが、これが結構『当たり』でした。このチュニジア産のトマトが太陽が一杯ってかんじでした。今まで作ったトマトソースの中でもトップの部類になるだろうと自己満足しながら、ニンマリ。。。

2010/06/02

上から目線。。。

ポカポカな日差しの一日。
たまは昼過ぎから半日ずうっと、こうしてこの藤棚の下で昼寝したり、ぶらぶらしていました。
風通しもよく誰にも邪魔されない最高な場所をよく知ってます。。。

2010/06/01

The American Friend / アメリカの友人

デニス・ホッパーが死んだ。前立腺癌だった。
彼は50年代に『理由なき反抗』や『ジャイアント』などでジェームス・ディーンと共演。
しかし69年に映画『イージー・ライダー』で突如、監督としてデビューし、保守的なハリウッド映画界に新風を巻き起こします。